【大学野球】神戸医療未来大のプロ注目右腕が3安打1失点12K完投で1部初白星 目標は巨人・菅野
◆近畿学生野球春季リーグ戦 ▽第4節1回戦 神戸医療未来大5―1大阪公立大(26日・南港中央) 神戸医療未来大が逆転で大阪公立大に先勝した。プロ注目の最速147キロ右腕・鈴木連主将(4年=鳴門渦潮)が、3安打1失点完投。「軸足に(体重を)乗せるイメージで。いい真っすぐがいっていた」と、12奪三振で、自身1部リーグ初白星を挙げた。 3回まで1人の走者も許さなかったが、4回先頭に二塁打を浴び、その後、2死三塁から捕逸で1点を献上。ただ、その後は踏ん張り、9回に味方が3安打5得点で逆転した。 今季から1部に昇格し、ここまで8戦4勝4敗。鈴木はこの日までに4試合を投げて防御率1・45をマークするも3敗と、勝ちに恵まれなかった。待望の初白星だが、「自分の勝利数にはあまりこだわっていないので、チームが勝てたことにホッとしている」と鈴木。監督として鳴門工を春夏計11度の甲子園に導き、東京六大学リーグの早大でも指揮を執った高橋広監督も「ピンチで動じないし、自分でできる。人間的にも実力的にチームの柱になる」と、高い信頼を寄せる。 「巨人の菅野さんは、状態が良くない日でも、存在感がある」と目標にし、自身もピンチを切り抜けた際にマウンドで声を張り上げるなど、常にチームを鼓舞。「150キロを最低ラインにしないと、プロのレベルにはいけない」。プロ入りを大きな目標に掲げ、さらなる成長を誓った。
報知新聞社