高校選抜DF池戸柊宇が決勝弾!6年ぶり白星
2月17、国立競技場でNEXTGENERATIONMATCHが開催され、2024年明治安田生命J1リーグチャンピオンのアカデミーチームのヴィッセル神戸U-18(兵庫)と第102回全国高校サッカー選手権大会の優秀選手を中心に選抜された選手で構成する日本高校サッカー選抜が対戦。1-0で日本高校サッカー選抜が6年ぶりに勝利した。 【フォトギャラリー】ヴィッセル神戸U-18 vs 日本高校サッカー選抜 試合は前半立ち上がりからヴィッセル神戸U-18が主導権を握る。12分、左サイドを突破したFW11森田皇翔のクロスをFW23大西湊太が右足でシュートを放つもこれはゴール横に外れるが、その後もFW9渡辺隼斗やMF8今富輝也が頭で飛び込むなど、日本高校サッカー選抜のゴールを脅かす。 なかなか攻撃の糸口を掴めなかった日本高校サッカー選抜だったが19分、自陣でボールを奪取しカウンターを仕掛け、左サイドでボールを受けたFW10網代陽勇が背後からオーバーラップをしたDF5市川和弥へ送りクロスを上げると、ゴール中央に入り込んだMF8芝田玲がシュート。これはGK正面を突いたが、良い形を作り出す。さらに29分には右サイドからMF11松田悠世のクロスに網代が頭で合わせるもゴールならず。前半はお互い決めきれずスコアレスで折り返す。 後半に入り、ヴィッセル神戸U-18は50分、中央でMF10濱崎健斗がドリブルから相手を引きつけてラストパス。ボールを受けたFW9渡辺隼斗がシュートを放つ。53分には日本高校サッカー選抜のバックパスのミスから、濱崎に決定機が訪れるも、ダッシュで戻ってきたDF3小泉佳絃がギリギリのところでスライディングでブロックしゴールを割らせない。 日本高校サッカー選抜はU-17日本代表のFW12高岡伶颯、DF19布施克真などフレッシュな選手を入れて攻撃に出る。すると76分についに均衡が破れる。左からのCKをDF21池戸柊宇が頭で合わせてゴールネットを揺らし先制。結局、この得点が決勝点となり、日本高校サッカー選抜がNEXTGENERATIONMATCHで6年ぶりに勝利を収めた。 なお日本高校サッカー選抜は、同27日からJヴィレッジで行われる第38回デンソーカップチャレンジサッカー 福島大会に出場。3月24日から4月3日まで欧州遠征(ドイツ)を行う予定だ。 (文=古部亮 写真=矢島公彦)