「他の年であれば…、オオタニがア・リーグにいれば…」リンドーアは“1位票0”でMVP投票2位。メッツの地元メディアが嘆き
ライバルの地元メディアがお手上げだ。 全米野球記者協会(BBWAA)の投票による最優秀選手賞(MVP)が現地11月21日に発表され、ナ・リーグは、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が1位票30の420ポイントで満票受賞。対抗馬と目されていたニューヨーク・メッツのフランシスコ・リンドーアは、2位票23、3位票7で263ポイントを獲得し、2位に終わっている。 結果を受け、ニューヨークの地元紙『New York Daily News』は、「他の年であれば、リンドーアが自身初のMVPを手にしていただろう。オオタニがまだア・リーグでプレーしていれば、リンドーアが受賞していただろう」と反応。「野球界にユニコーン賞はないため、残りの人間が彼(大谷)と競争しなければならない」と嘆きを綴った。 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! さらに記事内では、「次のように考えてみよう。彼(リンドーア)は、オオタニを除く選手たちの中でMVPだ」と記述。「メッツのチームリーダーが2位に終わるのは、ファンにとって残念なことかもしれないが、そうすべきではない。祝うべきだ」と続け、今季リンドーアが披露したパフォーマンスに改めて賛辞を送っている。 また、「オオタニの主な勝因は、54本塁打、59盗塁だ」と分析した同紙は、フルタイムのDHとしても高い評価を得る日本人スターについて、「彼は投げなくても多大な貢献を見せた」と称賛。「今季は、走塁を新たなスキルとして追加。昨季まで盗塁を『26』より多く記録しているシーズンはない」と指摘し、盗塁数の伸びに注目した。 なお、ア・リーグ時代の2021年、23年にMVPを獲得している大谷は、これが2年連続3度目の戴冠。DH専任選手の受賞は、史上初の快挙だ。 構成●THE DIGEST編集部
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