真っ黄色に染まる「ウル虎の夏」阪神甲子園球場で
真っ黄色に染まる「ウル虎の夏」阪神甲子園球場で THE PAGE大阪
阪神タイガース夏の一大イベント、“ウル虎の夏2015”が「甲子園球場」で行われ、31日、8月1~2日と開催される。31日からは対東京ヤクルトスワローズ戦だが、今年のウル虎の夏は一味違っており、「イエローで、一緒に盛り上がろー!」というもの。“ウル虎の夏限定オリジナルジャージ”が来場者全員にプレゼントされるため、その黄色コスプレで球場が真っ黄色に染まるのだ。まさに壮観で、ファンにはウルトラうれしいイベントと言えるのではないか。
「信じているよ」のプラカードを持つ姉妹
球場に足を運んだこの日は26日、横浜DeNAベイスターズ戦だった。試合開始は午後6時。開始前から球場外周でもイベントなどで賑わっており、ファンらの熱気がむんむん。 「信じているよ」のプラカードを持つ姉妹はファンの間ではちょっとした有名人で、13歳と15歳の姉妹。話を聞くと「関東から来ました。週末はいつも球場に足を運んでます。北は北海道から南は福岡まで行きます。今日はピッチャーがメッセンジャーなので、期待してます」とのことだった。 また、53歳の公務員は「タイガース80周年、うちは結婚30周年、日本一の時に結婚した。45年来の阪神ファンですわ。ウル虎の夏ゆうたら、これまでよくなかったけど、今年は混戦を抜け出して欲しい。あとは優勝ですわ!」と、エールを送った。 球場に一歩踏み込むと、入り口でプレゼントされたジャージですでに黄色の化粧が施されたようで、一体感に包まれた雰囲気だ。夏休み真っただ中でもあり、多く家族連れも訪れて活気に溢れていた。
これまでビール194杯を売ったのが最高
阪神タイガース営業部の畑野幸博課長は、こう話す。 「イエローマジックプロジェクトの集大成でもありますけど、タイガース80周年で、とにかくファンと一緒に盛り上がろうというイベントです。甲子園球場をイエロー一色にしたいということで、企画したものです。白の縦じまのユニホームを着てくるファンもいますが、このイベントでは黄色着用です。ウル虎の夏は3年目ですが、今回の仕掛けは初めてです。お客さんが喜んでくれるのがいちばんうれしいです」 イエローマジックプロジェクトでは阪神電車や通天閣を黄色に染めるなど様々なイベントを催してきたが、球場を黄色一色に染めるのは今年初めてとなる。 球場名物の売り子(20代前半)も元気いっぱいに語ってくれた。「野球は詳しくないけど、球場の雰囲気は好きですね。この仕事は1年くらいやってます。これまでビール194杯を売ったのが最高です!笑顔で頑張ってます!」 3時間ほどで194杯は相当多い数字のようだが、猛暑の夏はビールがよく出るということだろう。