大阪駅南広場の整備に着手、JR西「大阪駅改良プロジェクト」
JR西日本は29日、大阪市北区の大阪駅南広場の整備に着手すると発表した。中でも目玉のひとつは、サウスゲートビルディング2階と梅田新歩道橋をつなぐ歩道橋(デッキ)の整備。これにより、大丸や阪神、阪急が歩道橋でつながることになり、鉄道やバスの利用者の安全性や利便性の向上もはかられるなど、玄関口としてのにぎわい作りにつなげていく。
梅田新歩道橋をつなぐ歩道橋(デッキ)の整備も
同社では2004年から大阪駅改良、開発プロジェクトをすすめてきた。今回の同駅南広場の整備では、東側に混在するバスターミナル及びタクシー乗車場を、東側はバスターミナル、西側はタクシー乗車場に分離する。 これにより、周辺道路の混雑緩和だけでなく、歩行者の安全性も向上、また歩行者の動線をわかりやすい案内設備に改修していく。 また、大丸梅田店、ホテルグランヴィア大阪などが入るサウスゲートビルディングの2階と、梅田新歩道橋をつなぐ歩道橋(デッキ)の整備もすすめられ、大丸・阪神・阪急の3百貨店が歩道橋でつながることに。歩行者通路の連携により、安全性及び回遊性を向上させるという。 今月中に同広場の主に西側から工事に着手。来年の春ごろからタクシー乗車場の整備と供用開始。2016年秋ごろから歩道橋の供用が開始される予定。