吉田鋼太郎、【推しの子】での俳優・齋藤飛鳥を絶賛「ものすごい女優になっていく」 その上で本音も「もう少しおしゃべりしたかった」
俳優の吉田鋼太郎(65)が17日、都内で行われたドラマ&映画『【推しの子】』ワールドプレミアに登場した。 【動画】【推しの子】吉田鋼太郎、現場で話さない齋藤飛鳥&櫻井海音に拗ねる「嫌われてるのかな…」 イベントでは同作さながらの豪華な特設ステージが用意され、ステージの四方から櫻井海音、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、吉田、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤、スミス監督・松本花奈監督の制作陣が登場した。ステージ下には一般観覧客が集まり、キャストの登場とともに手持ちのペンライトで歓迎。会場のボルテージは最高潮に達した。 吉田は「アイ(齋藤飛鳥の役名)を見いだして、アイを見守り続けるマネージャー、斉藤壱護役の吉田でございます。“ちょっとだけ”年がいってる壱護役なんですけど、ごめんね。許してね」と自虐的に自己紹介。観客から「かわいい」という歓声が飛ぶと、「ありがとう。どうぞ温かく見守ってください」とあいさつした。 トークセッションでは、MCから「吉田さんは、齋藤飛鳥さん演じるアイをアイドルとしてスカウトするところから、母親の姿まで見られてきたんですが、いかがですか?」と聞かれ、「飛鳥ちゃんね、ほとんど現場でしゃべらないんですよね。僕、ほぼほぼ飛鳥ちゃんと一緒にいる役なので、ずっと撮影も一緒にいたんですけど、2、3分しかしゃべってない」と裏話を暴露し、齋藤は「すみません」と平謝り。吉田は続けて「ただ、日にちがたつにつれてだんだん、ちょっとだけ笑顔をくれるようになったりして。そうすると少し安心したりして」と、徐々に打ち解けていったことを明かした。 その上で吉田は、「でも本当に内に秘めた情熱って言いますか、とっても冷静だし、落ち着いてるし、ものに動じない。だけど、その母になっていくにつれて、最初に僕がアイドルとして見いだしてから、どんどん顔つきが変わっていったり。例えば声のトーンなんかも微妙に変わっていったりして、 『ひょっとしたら、この人はものすごい女優になっていくのではないだろうか』っていう片鱗をたくさん見せていただきました。本当に素晴らしかったです」と絶賛。齋藤が「ありがとうございました。その節はすみませんでした」と返すと、吉田は「もう少しおしゃべりしたかったです(笑)」と本音を明かした。 齋藤は、この吉田の発言を受けて「そんな温かい目で見てくださっていたこと、今初めて知ったので、悔いが残るばかりです」と、こちらも本音を明かした。 同作は2020年より「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載した赤坂アカ氏と横槍メンゴ氏のタッグによる漫画が原作。単行本の累計発行部数は1800万部を突破した(2024年8月現在)。主人公が伝説的アイドル・アイの子どもとして転生するファンタジックな設定と、ショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界に躊躇(ちゅうちょ)なく切り込んだストーリーで、幅広い世代の心をつかんでいる。 実写版『【推しの子】』は、ドラマシリーズを動画配信サービス「Prime Video」で11月28日午後9時からAmazonのプライム会員向けに世界独占配信。ドラマの続きとなる映画は東映配給にて12月20日から全国公開となる。