野球とF1、魅力語り合う ジャズドリーム長島で長野選手 三重・松阪出身
元三重高野球部主将で「ホンダ鈴鹿」所属 カーレーサーの岩佐選手と対談
夏の甲子園で準優勝した私立三重高校硬式野球部の当時の主将で、社会人野球のホンダ鈴鹿の長野勇斗選手(28)=三重県松阪市平成町出身=がこのほど、桑名市長島町の三井アウトレットパークジャズドリーム長島で開催されたモータースポーツの魅力を伝えるイベント「SUPER FORMULAキャラバンinジャズドリーム長島」に登場し、今季からスーパーフォーミュラに参戦するカーレーサーの岩佐歩夢選手(22)=大阪府守口市出身=と対談し、スポーツの魅力を伝えた。 長野選手は、市立松尾小学校時代は、少年野球の松尾ブルーウィンズで軟式野球に親しんだ。三重高時代は主将としてチームを束ね、甲子園に出場。2014(平成26)年の夏の大会は、県勢59年ぶりとなる決勝戦まで駒を進め、準優勝を果たした。青山学院大学では1年生からレギュラーをつかみ、4年生では主将を務めた。2019(令和元)年に、ホンダ鈴鹿硬式野球部に入り、キャプテンを務めている。 岩佐選手は4歳からカートを始めた。ホンダのドライバー育成プログラム「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト」に加入し、昨年はFIA F2で5勝を挙げて4位に入り、F1参戦に必要な要件を満たした。今季は日本でスーパーフォーミュラにフル参戦する。今月のF1日本グランプリでは、フリー走行を担当し公式セッションで初ドライブを果たした。 岩佐選手がプロデュースする同イベントのアスリート対談に、同じ鈴鹿を拠点とし、共にトップクラスで活躍する長野選手がゲスト出演した。 長野選手は、野球を始めたきっかけが幼少期にテレビで見て知ったことや、今年からホンダ鈴鹿硬式野球部のキャプテンに指名されたことなどを話した。 またフォーミュラーカーのシミュレーター体験、バットスイングなどお互いの分野を紹介して、モータースポーツの楽しさと野球の魅力を伝えた。