吉原騎手が復帰、勝利 落馬から39日「ほっとした」
11月9日に北海道の門別競馬場で多重落馬事故に巻き込まれ、負傷で戦列を離れていた金沢競馬のエース・吉原寛人騎手は18日、39日ぶりに復帰し、2戦目で勝利を挙げた。レース後には「ほっとした」と語り、地方通算2926勝の名手もさすがに安堵(あんど)の表情を浮かべた。 吉原騎手は18日、3鞍に乗り、第7レースで1番人気のベルウッドミカサを1着に導いた。 落馬事故では腰椎にひびが入る重傷を負った。吉原騎手は「まだ痛いところはあるけど、馬に乗れるから大丈夫」と話し、年内は残り5日間となった地元開催に意欲を示した。19日は4鞍に乗る予定となっている。 ファンはエースの早期復帰に驚き、盛んに声援を送った。