佐々木朗希のドジャース回避は「85%」 元MLB球団GMが“怪物の行く末”に異論「他球団と契約する方がずっと高い」
果たして、令和の怪物はどこを新天地とするのか――。今月9日にロッテからポスティングシステムでのメジャー移籍を容認された佐々木朗希の動静に関心が集まっている。 【動画】日本人最速の165キロを記録!凄みを増した佐々木朗希のピッチングの映像 今オフの米球界の移籍市場は、史上最高額の契約締結も囁かれるフアン・ソトをはじめ、コービン・バーンズやブレイク・スネルなど大物選手が相次いでFA。娯楽性に事欠かない冬となっている。 そうした中で佐々木の契約も“ホット”な話題だ。米メディアでは連日のように特集が組まれ、ソトらに負けない「主役級」の扱いを受け、その行方は狂騒曲化してもいる。 そんな佐々木獲得についてポスティング決断以前から「最有力候補」と指摘され続けているのはドジャースだ。昨春のWBCでも共闘した大谷翔平や山本由伸も在籍するスター軍団は、周辺環境の安定や将来的な大規模契約締結などメリットも少なくない。 ただ、ドジャース入りに真っ向から異を唱える識者もいる。かつてレッズなどでGMを務めたジム・ボウデン氏だ。 以前から佐々木の契約先について「ドジャースは理想的な場所ではない」と断言してきた業界の事情通は、米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』に出演。改めて「たしかにオオタニとヤマモトがササキを説得できるかもしれないが、本人が考えを変えるかもしれない。私が聞いている限りでは、ドジャースと契約しない可能性は85%だ」と具体的な数字を持ち出しながら持論を語った。 自身の人脈を生かして複数球団の幹部に独自取材を行ったというボウデン氏は、「みんなから聞いた印象では、ササキがドジャースと契約するよりも他の球団と契約する可能性の方がずっと高い。オオタニとヤマモトと同じチームになれば、2人の影に隠れ、スポンサー契約も天井が見える」とも主張。さらに「多くの関係者たちササキと契約できる可能性はどのチームも高いと楽観視している」という業界内のリアルな空気感を伝えた。 現地時間11月20日、MLBのロブ・マンフレッドコミッショナーから2025年度のポスティングによる契約可能期間がスタートする1月15日以降に契約締結を目指すと明かされた佐々木。熟考の末に怪腕は、どこのユニホームに袖を通すのだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]