主演・松たか子×多部未華子×松坂桃李×星野源×チュ・ジョンヒョク出演、新春SPドラマ『スロウトレイン』放送決定
■「初めて脚本を読んだ時のあの溢れる様な気持ちを伝えたいけれど、言葉にするのはなんだか勿体ないなと思って、うーんとなっています」(星野源) 【画像】姉弟役を演じる松たか子、多部未華子、松坂桃李 松たか子主演の新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』が、TBSにて2025年1月2日21時から放送される。 本作は、主演・松たか子、共演には多部未華子、松坂桃李、星野源、チュ・ジョンヒョクと実力派俳優陣が集結し、野木亜紀子のオリジナル脚本で描く新時代のホームドラマ。 ■松たか子、多部未華子、松坂桃李が姉弟(きょうだい)役 役者・歌手・声優と幅広い分野で活躍する松が演じるのは、長女の渋谷葉子(しぶや・ようこ)。 TBSドラマへの出演は日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』以来6年ぶりとなる。本作と同じく松が主演、土井裕泰が演出を担当したドラマ『カルテット』は放送時から話題をさらい、第54回ギャラクシー賞テレビ部門の優秀賞をはじめ数々の賞を受賞した。 本作で演じる葉子はフリーの編集者。結婚はしておらず、渋谷家の家長として両親と祖母と共に暮らしていた鎌倉の実家に暮らしている。 葉子の妹・都子(みやこ)役は多部未華子。30歳を過ぎても職を変え、居場所を変えふらふらしている都子が突然、韓国に行くと言い出し、渋谷家は一波乱…。数々のドラマや映画での自然体な演技が評価される多部が、野木脚本・土井演出でどのように輝くのか? 弟・潮(うしお)役は松坂桃李。江ノ島電鉄で保線員として働く潮は、渋谷家の家事全般を担当している。潮には恋人がいるが、姉たちには明かせていないことがあるようで…。自身の雑誌連載が原案となった作品が映像化されるなど、各方面での活躍が目覚ましい松坂の存在感は本作でも健在だ。 私生活では末っ子の松、妹の多部、姉と妹がいる松坂の3人がどんな“姉弟”を演じるのか注目だ。 ■3人に深く関わる人物役で星野源。チュ・ジョンヒョクは日本のドラマ初出演! また、3人の人生に大きく関わる人物として星野源が出演する。星野は『逃げるは恥だが役に立つ』『MIU404』、そして映画『罪の声』『ラストマイル』にも出演。これまで星野に魅力的な人物を書いてきた野木が、今回描くのは人気作家の百目鬼見(もめき・けん)。元担当編集者の葉子に執着し、執拗につきまとう面倒な作家だ。 さらに『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』『正直にお伝えします!?』など数々の韓国ドラマで注目を集めているチュ・ジョンヒョクが、日本のドラマに初出演する。 ■映画『罪の声』以来のタッグとなる、脚本・野木亜紀子×演出・土井裕泰 本作は、連続ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』、現在放送中の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』や大ヒット中の映画『ラストマイル』など、数々のヒット作品を担当してきた野木亜紀子のオリジナル脚本。 演出は映画『花束みたいな恋をした』『いま、会いにゆきます』『ハナミズキ』や、ドラマ『Beautiful Life ~ふたりでいた日々~』『カルテット』『コウノドリ』など数多くの作品を手掛け、野木が全幅の信頼を寄せる土井裕泰が務める。 野木と土井は、これまで連続ドラマ『空飛ぶ広報室』(原作:有川浩)『逃げるは恥だが役に立つ』(原作:海野つなみ)『重版出来!』(原作:松田奈緒子)、映画「罪の声」(原作:塩田武士)でタッグを組んでおり、本作は初の野木オリジナル脚本での土井演出作品となる。 ■鎌倉と韓国・釜山を舞台に描く、新時代のホームドラマ 鎌倉に住む渋谷葉子(松たか子)、都子(多部未華子)、潮(松坂桃李)の姉弟は、交通事故で両親と祖母を一度に亡くした。月日は経ち、二十三回忌の法事の帰り道。都子が突然「韓国に行く!」と葉子と潮に告げた。この告白をきっかけに、三者三様の姉弟に、“人生”という旅路の分岐点が訪れる。 それまでの「3人での幸せ」から、「それぞれの幸せ」と向き合っていく葉子、都子、潮――。そして物語は日本の鎌倉から韓国の釜山へ。 変わりゆく時代のなかでも普遍的に在り続ける「家族」を通して、痛快で、ドキドキして、最後には思いっきり笑顔になれる、宝物のような新時代のホームドラマとなっている。 キャストコメント ■松たか子 心から信頼を寄せる土井監督の下、多部さん、松坂君という最高の妹、弟と一緒に、ああでもないこうでもない、と過ごしていたら、あたたかいドラマができました。本読みのとき、脚本の野木さんに「当て書きですから」と言われたプレッシャーに魔法がかかったような感覚です。 場面の中で、この上なく楽しいやりとりができた星野源さん、このドラマに存在する意味がとてもある役で、初めての日本語にも前向きに明るく向き合っていらしたチュ・ジョンヒョクさんなど、魅力的な「普通」の人たちが登場します。 テレビドラマを愛する人たちが作ったこのお話を、ぜひ皆さんに楽しんでいただきたいなと思います。 『スロウトレイン』というタイトル、私は大好きです。 ■多部未華子 お話をいただいた際は、こんなに豪華なスタッフやキャストのみなさんと共に過ごせる日々をいただけるなんて、まるでご褒美のよう! と心が踊ったことを覚えています。 ワクワクドキドキソワソワの撮影現場で毎日ひたすら楽しく、「もう終わっちゃうの?!」と最終日には嘆きました。 “三姉弟の真ん中”の役柄は初めてでしたが、ふらふら、ふわっとしていそうで、時に弱く、でも曲げられない意志がきちんとある都子のキャラクターがとても好きでした。 姉弟って絶妙なバランスで成り立っているのかなと思わずにはいられない。 性格さまざまな3人を、お正月の夜にくすくすっとしながら、楽しんで観ていただけたらと思っています。 ■松坂桃李 僕は3人兄妹で、姉と妹に挟まれて育ってきたので、この『スロウトレイン』の現場は妙な居心地の良さを感じていました。松さんと多部さんの姉2人と過ごし、弟として撮影した日々は、懐かしさもあり、楽しかったです。 星野さんとは大河以来の共演でしたが、こうした形でお芝居ができて、本当に幸せでした。 チュ・ジョンヒョクさんとは、国境を超えて芝居を交わすことができたのは、大きな財産となりました。 土井監督は何作品もご一緒している縁の深い方です。初めてご一緒した「麒麟の翼」では、経験の浅い僕が阿部寛さんと対峙する芝居場がありました。撮影前日に監督からメールでいただいた「考えるな、感じろ」という言葉。今でも指標としています。 野木さんの脚本は、読みやすく、言葉がスッと入ってきます。日常をリアルに細やかに切り取っている本で、共感しかありません。 家族愛、姉弟愛、恋愛、さまざまな関係性が描かれている、優しく温かい作品です。 2025年の年初め、『スロウトレイン』とともに温かい気持ちでスタートできることを願っています。 ■星野源 コメントを書いては消し、を繰り返しています。物語の素晴らしさを語りたいですし、初めて脚本を読んだ時のあの溢れる様な気持ちを伝えたいけれど、言葉にするのはなんだか勿体ないなと思って、うーんとなっています。少しの撮影期間でしたが、この作品に参加することができて嬉しいです。放送を楽しみにしています。 ■チュ・ジョンヒョク 日本語訳:こんにちは、僕はユンス役のチュ・ジョンヒョクです。『スロウトレイン』を撮影するために2、3か月前から日本語を練習し、僕にとっては新しい挑戦であったのでわくわくしながらも不安で心配でした。なので、現場で初めて撮影する時もたくさん緊張しましたが、監督さん、そしてスタッフの方々、役者の方々からとても親切にしてもらって本当に気軽に楽しく撮影できたと思います。感謝しています。そしてみんなに会いたいです。また、現場では通訳してくださる方がいらっしゃったのでとても楽にコミュニケーションすることができたし、カットがかかる度に共演者の皆さんに僕の日本語が大丈夫か確認してもらった記憶があります。うまく表現できていたらいいなと思います。 今回、初めて日本語でお芝居をしました。日本語の実力はまだまだですが、温かい目で見ていただき『スロウトレイン』を愛してもらえたらうれしいです! スタッフ コメント ■脚本・野木亜紀子 私の脚本家人生の節々において、土井裕泰監督には大切な助言と学びをもらいました。2022年の終わり頃「定年前にSPドラマを作りたい」と連絡があり、「土井さんの卒制ともなれば喜んで!」と始まったのがこの企画です。シナハンでは釜山を訪れ、稀にみる楽しい執筆作業となりました。放送は、年の瀬のうっすらとした寂しさから新たな年へと向かうお正月の二日。家族とでも、誰とでも、一人でも、のほほ~んとテレビの前に座ってください。 ■演出・土井裕泰 いまを生きる人たちの「ホームドラマ」が出来ました。 優しい視線で時代を切り取った野木さんの脚本に、松さんをはじめとした敬愛する俳優の方たちと向き合えたあの冬の時間は、思い出すたびになんだかちょっとニヤけてしまうくらい、幸せな時間でした。 鎌倉に住む渋谷家の三姉弟の人生(スロウトレイン)はどこに向かってゆくのか? 2025年の新春、どうぞお楽しみに。 ■プロデューサー・小牧桜 テレビドラマを心から愛している素晴らしいキャストの皆さまとスタッフたちが国境を越えて揃い、魔法のようなホームドラマができあがりました。お正月に楽しい気持ちで見ていただけると思います。ぜひご覧ください! (C)TBS 番組情報 TBS「新春スペシャルドラマ『スロウトレイン』」 2025年01/02(木)21:00~ 出演者:松たか子、多部未華子、松坂桃李、星野源、チュ・ジョンヒョク 製作著作:TBS 脚本:野木亜紀子 プロデューサー:小牧桜 スーパーバイジングプロデューサー:那須田淳 協力プロデューサー:韓哲、益田千愛 演出:土井裕泰
THE FIRST TIMES編集部