GoogleのAI、好きなYouTuberを“憑依”させられるようになるかも

仕事の場面からプライベートまで徐々に生活へ浸透してきた生成AI。流暢な会話や応答を見せてくれますが、まだ何だか味気ないな…と思うことはありませんか？ それはAIのキャラクター性が鍵かもしれません。 Google（グーグル）はAIチャットボット「Gemini（ジェミニ）」にもっと愛着を持ってもらえるように、キャラクター機能の搭載を開発中のようなんです。

好きなYouTuberをまとったAIと、いつでも話せるように

インタビューによれば、Googleは今年中にもキャラクターをカスタマイズできるGeminiの発表を社内で議論しているとのこと。現時点でGeminiの元となるキャラクター候補はYouTuberから提供される予定で、Googleとパートナーシップを結んだクリエイターが候補として選ばれ、審査を通過したYouTuberがGeminiのキャラクターとして選択できるようになると見られています。 毎日使っているAIによく知ってるYouTuberが憑依して話してくれる、みたいな感じでしょう。 HIKAKIN Gemini「ブンブン ハロー 〇〇（あなたの名前）どうもヒカキンです。 聞きたいこと募集してます」 兎田ぺこら Gemini「こんぺこー（にんじんの絵文字） 兎田ぺこらぺこー 質問あるぺこー？ 」 馴染み深い人になりきってしゃべってくれたほうがAIとの距離が縮まる、という人もいるかも。 ちなみに、AIにキャラクターを搭載しようという計画はGeminiが初めてではありません。既に Character.AI や Meta はそれぞれの製品で同様にキャラクター搭載を前面に出したチャットボットを提供しています。キャラクター性がAIに組み込まるだけでは、（今のところ）覇権を握れるというわけではないようですが、ユーザーがさらにAIと親しみやすくなる気はします。 Source: Character.AI , Meta