大迫! 広瀬! 山口! 神戸が3ゴールで広島下し連勝で暫定2位浮上!
明治安田J1リーグ第22節のサンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸が5日にエディオンピースウイング広島で行われた。 【動画】武藤→大迫の絶妙クロス弾&圧巻の高速カウンター! ここまで8勝3敗10分けで7位に位置する広島と11勝6敗4分けで4位につける神戸の一戦。前節の川崎フロンターレ戦を1-1の引き分けで終え、3試合無敗中ではあるものの、2試合連続ドロー中の広島はこの一戦に向けて、川崎F戦から先発メンバーを1人変更。ドウグラス・ヴィエイラに代えてピエロス・ソティリウを起用した。 一方、前節の鹿島アントラーズ戦を3-1で勝利し、3試合ぶりの白星を飾った神戸は、同試合から先発メンバーを1人のみ変更。酒井高徳に代わり初瀬亮がスターティングメンバーに名を連ねた。 試合は序盤から大迫勇也、武藤嘉紀がゴールに迫るなど、神戸が攻勢に出ると、11分にもそのホットラインから先制点。敵陣中央で縦パスを受けた大迫が右サイドに展開し、自身はボックス内へ。武藤がボックス右外から左足で絶妙なクロスを送り、走り込んだ大迫が頭でゴール左に叩き込んだ。 先制点を奪われた広島だったが、早い時間で追いつくことに成功する。17分、東俊希の左サイドからの斜めの楔をピエロス・ソティリウがボックス左で収める。落としを受けた東がファーサイドにクロスを送ると、新井直人が頭で合わせたボールはGK前川黛也の頭上を越えてゴール左に吸い込まれた。 追いついた広島はその後ペースを引き寄せ、35分には加藤陸次樹のクロスをピエロス・ソティリウがヘディングシュート、39分には満田誠が惜しいミドルシュートを放つなど神戸を脅かしたが、1-1のまま試合を折り返した。 後半に入り、引き続き広島ペースかと思われた中、神戸に勝ち越し弾。52分、初瀬からの右CKからの攻撃は相手にクリアされる。しかし、ボックス手前で扇原貴宏が頭で跳ね返すと、ゴール前にスルリと入った広瀬陸斗が右足でコースを変え、GK大迫敬介の意表を突いてゴールネットを揺らした。 再び前に出た神戸はさらに71分、相手のクロスを跳ね返しカウンターを発動。クリアボールを自陣中央で収めた大迫が圧巻のボールキープから右サイドへ。武藤が持ち運ぶと、山口蛍が佐々木大樹が作ったスペースを見逃さず走り込み、武藤からのパスを左足でトラップした後、右足を振り抜いてゴール左へと突き刺した。 その後は広島が攻撃の手を強めたものの、神戸が最後までシャットアウト。3-1で勝利した神戸は、連勝を達成し暫定ながら2位に浮上した。一方の広島は4試合ぶり黒星。また、上位争いへ手痛い敗戦となった。