ドジャース対ロッキーズ　9回裏ドジャース無死、53号同点の同点のソロ本塁打を放ち、雄たけびを上げる大谷（撮影・菅敏）

＜ドジャース6－5ロッキーズ＞◇22日（日本時間23日）◇ドジャースタジアム 　ドジャース大谷翔平投手（30）が、土壇場の同点弾を含む5打数4安打1打点で、チームの逆転サヨナラ勝ちに貢献した。 【写真】ベッツのサヨナラ本塁打にベンチから飛び出し、喜びを爆発させる大谷 　4－5の9回無死、ロッキーズ6番手の右腕ハルバーセンのチェンジアップを捉え、角度20度のライナーで中越えに運んだ。続くベッツのサヨナラ弾につなげた貴重な同点弾について、ロバーツ監督は「ショウヘイは、彼らしいプレーを続けてくれている。今、彼は人間とは思えない。ショウヘイのように、これほどまでゾーンに入っているプレーヤーを私は本当に見たことがない」と舌を巻いた。 　この日、大谷は日本選手では初の5試合連続盗塁をマークし、1試合2盗塁で今季55盗塁。本塁打と盗塁で「53－55」に到達し、盗塁数は01年のイチロー（56盗塁）の日本人最多まであと1とした。 　また、シーズン128得点は日本選手で最多記録。すさまじいパフォーマンスにロバーツ監督は「彼は勝ちたい。そこを渇望し続けている。毎日、しっかり準備している。盗塁のスタート、ヒットを打つこと。300（3割）を超えたいとも思っているだろう。彼と、ずっとプレーしてきたわけではないが、これほどまで集中できるとは、想像するのは難しい」と、賛辞を惜しまなかった。