富山県南砺市利賀の天竺温泉の郷、浴槽破損で4月から休館
富山県の南砺市は8日、能登半島地震で設備が壊れて営業が困難となった同市利賀村上百瀬の温浴施設「天竺(てんじく)温泉の郷」が4月から当面の間、休館すると発表した。今後、工事の実施や運営の在り方を決める。 同施設は大浴場の浴槽にひびが入り、規定の水位で湯を張り続けられないなどの被害が出たため、震災後は使用を休止していた。 市や業者、指定管理者のテールウエスト(同市川西・福光)を交えた協議で、応急処置が難しく修理には大規模な工事が必要だと判明。復旧の見込みが立たず、市は同社の指定管理の取り消しと休館を決めた。 第三セクターの一般社団法人利賀ふるさと財団が昨年3月末まで同施設を運営していたが、経営悪化のため解散。休業期間を経て、同7月からテールウエストが指定管理者となり営業していた。