鈴鹿央士さん・eスポーツを題材とした初の劇映画作品で天才ゲーマー役に!「奥平大兼と共演できるのがすごく楽しみでした」|CLASSY.
――ご自身が演じられた達郎という天才ゲーマーの魅力やこんなところを大事にして演じたというポイントを教えてください。 僕の演じた達郎という役柄は結構ひねくれもので(笑)、自分の中に閉じこもってるようにも見えたので、そういう人に仲間みたいな存在ができたり、外の世界と触れ合っていく様子だったり、心を開けていく感じを出せたらいいなと思いながら演じました。その変化というのが高校生っぽいのかなと思ったので、それがうまく映れば魅力的に見えるかなと思って演じました。古厩監督が編集している時に「すごく男っぽかったねって」とおっしゃってくださって。そこは僕は意識していなかったので、そうなったんだなと意外で嬉しく思いました。
――1チーム3人編成のeスポーツが題材になっていて、翔太役を演じられた奥平さんや亘役を演じられた小倉史也さんとの掛け合いもこの作品の魅力の一つだと思いますが、現場の雰囲気はどうでしたか? お二人の印象や心に残っているエピソードを教えてください。 近くに銭湯があったので小倉くんとは撮影終わりに一緒に銭湯に行ったり、撮影がお昼からの時は朝に一緒に喫茶店に行ってから撮影に行ったりしていました。大兼とは撮影中にゲームの話をしたり、お互いレコードを集めるのが趣味だったので、音楽の話とかをしたりしていました。いろいろと趣味の話もしながら、本当に同級生が3人集まったみたいな雰囲気で撮影していたのですごく楽しかったです。 ――今回は高等専門学校の生徒を演じられましたが、ご自身の高校時代はどんな学生でしたか? 僕が通っていたのは普通科コースだったので、本当にもうザ・高校生というか、真面目に勉強する高校生でした。部活でバドミントンをやっていたので、放課後は部活するか、ゲームするかという感じでした。ちょうど僕が高校生になった頃に岡山駅にイオンができたので、友達と遊びに行ってカフェで甘い飲み物を飲んで贅沢するような、ちょっと都会に憧れて背伸びをするような田舎の高校生でした。 鈴鹿央士 ‘00 年 1 月 11 日生まれ 岡山県出身●‘18年、「MEN’S NON-NO」専属モデルオーディションでグランプリを獲得。‘19年、映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞、第93回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞など映画賞新人賞を多数獲得。最近の主な出演作は映画『ロストケア』、ドラマ『Silent』『18/40~ふたりなら夢も恋も~』、Netflix映画『君に届け』など。 撮影/杉本大希 ヘアメーク/永瀬多壱(VANITES) スタイリング/梶原浩敬(Stie-lo) 取材/門脇才知有 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)