第79回毎日映画コンクール<作品部門> 「日本映画大賞」「外国映画ベストワン賞」候補決まる
第79回毎日映画コンクールの各賞候補が決まった。「作品」「俳優」「スタッフ」各部門は、1次選考で映画関係者や記者の投票を行い、上位得票作品・者を2次選考候補とする。 【写真】昨年の第78回毎日映画コンクールで、集合写真におさまる各賞受賞者 各賞の受賞結果は2025年1月中旬に発表する。贈呈式は25年2月13日、東京都目黒区のめぐろパーシモンホールで開催。詳細は毎日映コンのホームページなどで、随時告知する。
日本映画大賞
「悪は存在しない」(濱口竜介監督) 「あんのこと」(入江悠監督) 「侍タイムスリッパー」(安田淳一監督) 「ナミビアの砂漠」(山中瑶子監督) 「夜明けのすべて」(三宅唱監督)
外国映画ベストワン賞
「哀れなるものたち」(ヨルゴス・ランティモス監督) 「オッペンハイマー」(クリストファー・ノーラン監督) 「関心領域」(ジョナサン・グレイザー監督) 「シビル・ウォー アメリカ最後の日」(アレックス・ガーランド監督) 「人間の境界」(アグニエシュカ・ホランド監督)
大幅リニューアルした毎日映コン
毎日映コンは今回、映画界を取り巻く環境の変化に対応し、大幅なリニューアルを行った。俳優賞は主演俳優賞、助演俳優賞とし、男女を問わずそれぞれ2人までを選ぶ。一方、女優に限定していた田中絹代賞は休止する。また、これまで「アニメーション映画賞」「大藤信郎賞」の二つを選んできたアニメーション部門は、「大藤信郎賞」に一本化。革新的、実験的なアニメ作品に賞を贈る。 選考方法も見直した。「作品」「俳優」「スタッフ」各部門は、1次選考で映画関係者や記者の投票を行い、上位得票作品・者を2次選考候補とする。作品部門は2次選考委員による討議で日本映画大賞を決定、俳優、スタッフ両部門は2次選考候補を対象とした再投票で賞を決定する。「ドキュメンタリー」「アニメーション」両部門は、公募や選考委員からの推薦などで集まった作品から、選考委員の討議により受賞作を決定する。 日本映画大賞は2次選考委員による討議で決定する。2次選考委員は以下の通り。 安藤裕康 東京国際映画祭チェアマン 角田光代 作家 斉藤綾子 明治学院大文学部芸術学科教授 佐伯知紀 映画映像研究者
ひとシネマ編集部