多彩なテーマで100冊 手づくり絵本巡回展 23日まで【長野県飯田市】
「第41回手づくり絵本巡回展」は23日まで、長野県飯田市追手町の市立中央図書館で開かれている。長野と岐阜2県の会員が思い思いに手作りした絵本約100冊を並べている。 手づくり絵本(長野・岐阜)連絡会が主催し、成果を披露する恒例の巡回展。5~7月にかけて、2県8会場で開いている。 飯田が6会場目。出品グループの作品を各テーブルに分けて並べており、来場者は自由に手に取って読める。 飯田地区からは1980年から活動する「おむすびの会」が出品。会員10人が月1回活動しており、新旧合わせて45冊ほどを並べた。家族や生活、趣味など自由なテーマで、ちぎり絵や水彩などで表現している。 入会24年目の会員(66)は、ペットのインコを色鉛筆の淡いタッチで描き、思い出を一冊にまとめた。作成のきっかけはインコの体調不良といい「暮らしの一瞬を切り取れた」とし「丁寧に仕上げた作品ばかりなので、それぞれの大事な思いをくみ取ってくれればうれしい」と話していた。 宮沢永子代表(73)は「世界に1つしかない絵本が今年も集まった。多くの方に見てもらいたい」と来場を呼び掛けていた。 無料。午前10時~午後6時(最終日は同4時まで)。