岩手銀行は3期ぶりの増収増益、北日本銀行は4期ぶりの減収増益 2024年度の中間決算発表
IBC岩手放送
岩手銀行と北日本銀行は12日、2024年度の中間決算を発表しました。 岩手銀行は3期ぶりの増収増益、北日本銀行は4期ぶりの減収増益です。 【写真を見る】岩手銀行は3期ぶりの増収増益、北日本銀行は4期ぶりの減収増益 2024年度の中間決算発表 岩手銀行の中間決算は3期ぶりの増収増益です。 これは貸出金利息や有価証券の利息・配当金が去年を上回り経常収益が21億9200万円増加したためです。 これにより中間純利益は去年を5億9400万円上回る34億4200万円でした。 また、岩手銀行の岩山徹頭取は12日の会見で大和証券との包括的業務提携について基本合意したことを明らかにしました。 これは岩手銀行の地域に密着した顧客との関係性と、大和証券の株式などの知見を融合させることでより高度な資金運用・管理サービスの提供が目的で、2026年4月に岩手銀行内に新組織立ち上げを目指します。 北日本銀行の中間決算は4期ぶりの減収増益です。 利回りの悪い長期国債を大量に売却した2023年を下回り経常収益が113億3500万円となったものの、国債等債券売却損が減少したことにより、中間純利益は去年を12億9100万円上回りました。 また、地域経済の状況について北日本銀行の石塚恭路頭取はゼロゼロ融資の返済など事業分野や個別の事業者によって抱えている経営課題が異なり厳しい経営環境が続くとの認識を示しました。 その上で、既存事業者の伴走支援や新規事業者の創業支援に力を入れる方針です。
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