小野江小児童らが除幕 たけちゃんマンホールお披露目 三重・松阪の武四郎記念館
三重県松阪市小野江町出身の探検家で北海道の名付け親として知られる松浦武四郎(1818~88年)の業績を発信する同町の松浦武四郎記念館(山本命館長)が3日、開館30周年を迎えた。マスコットキャラクターの「たけちゃん」が描かれた記念のマンホールのふたのお披露目式が同日午前11時半から同館で行われ、地元の市立小野江小学校の6年生と市長らが除幕した。 同館は1994(平成6)年7月3日に開館。展示コーナーをはじめ施設の老朽化に伴う改修を経て2022(令和4)年にリニューアルオープンした。「たけちゃん」は「武四郎まつり」のPRと、武四郎のイメージアップを目指して1999(平成11)年2月の武四郎まつで誕生している。 この日は小野江小の6年生38人らが参加。児童代表の4人と竹上真人市長、武四郎まつり実行委員会の朝倉隆博委員長(72)、山本館長(48)が紅白のひもを引き、マンホールのふたを披露した。見守っていた児童たちは「わー、すごい」「かわいい」などと声を上げて、拍手した。 ふたは直径60センチで、笑顔のたけちゃんを中心にアイヌの人々に受け継がれている文様と、三重県と北海道の地形がカラーでデザインされている。 ふたは9日まで同記念館内に展示し、10日に同館正面玄関前に設置する。また、8月上旬に小野江小の近くの歩道に設置する予定。 除幕した藤川瑞貴さんは「カラフルでとてもきれい。小野江中にこのマンホールが広がればいいなと思いました」、松本奏心君は「色とりどりで、たけちゃんの色も再現できていい感じ」とそれぞれ話した。