今垣光太郎

びわこボートの「第68回結核予防事業協賛　秩父宮妃記念杯」は19日に準優3個レースが行われる。 ◇ SG9冠の攻撃力と勝負強さを発揮する。今垣光太郎（55、福井）は4日目5R、枠なり2コースから俊敏差しで1周バックでは先頭に躍り出たが、続く2マークで荒川に差し返されて2着に惜敗。3日目後半からの連勝ゴールとはいかなかったが、予選12位で準優へ駒を進めた。 「（2枠で）チルトを下げて調整してバランスを取ったつもりだったけど、めっちゃ重くて足はダメ。仕上がりはまだまだです」 53回大会Vに加え、びわこではGⅠ周年記念でも優勝2回。湖面を熟知する古豪だからこそ、先を見据えた上積みを模索する。 スタート事故禍によりA2級の現在は出場できる特別戦が限られる。「クラシックの権利もそうですし、何とか優勝戦に乗ってオーシャンカップのポイントも稼ぎたいですから」と来年のSG戦線復帰へ向けてモチベーションは人一倍。「せめて3日目ぐらいの足にはしたいし、もう一回整備して新品リングを入れていくつもりです」とレース後は再整備に着手した。 準優12Rは4枠。「150メートルからはフルダッシュでいきました。それでFを切って痛い目にあったりもしますが、そこが持ち味なので」。4カドまくりで2勝目を挙げた3日目後半の再現で、6強入りを決める。（小出大輔）