季節限定新メニューは「霜降りひらたけ入り肉吸い」。NGKの「千とせべっかん」/大阪
「肉吸い」をご存じだろうか? 肉うどんからうどんを抜いたもので、これは大阪・千日前のうどん屋「千とせ」が発祥と言われている。今や同店の名物料理だ。 [動画]道頓堀グリコ看板工事幕が「綾瀬はるか」のゴールイン姿に そもそもの始まりは、吉本新喜劇の俳優だった花紀京さんが出番の空き時間に同店を訪れ、二日酔いで軽く食事をしたかったために「肉うどん、うどん抜きで」と注文し、先代の店主がそれに応えたこと。 かつおや昆布などを使ったシンプルなスープに、牛肉と半熟卵が入っている。肉吸いや肉うどんについては、吉本の芸人がたまにテレビでも喋っているので、知っている人は多いだろう。
新喜劇の末成由美がプロデュース
その肉吸いに季節限定の新メニューが登場した。その名も「霜降りひらたけ入り肉吸い」(700円)。「なんばグランド花月」(大阪市中央区難波千日前)1階の「千とせべっかん」で8月20日から提供している。1日30食限定で10月20日まで。 この「霜降りひらたけ入り肉吸い」は、きのこの開発・製造を手がけるホクト(長野県長野市)と吉本興業が実施する「きのこと笑いを食卓にキャンペーン」の一環。日本産ヒラタケと西洋産のヒラタケ属を交配して生まれた肉厚の「霜降りひらたけ」を使ったコラボメニューで、吉本新喜劇の末成由美がプロデュースした。
カレー風味をベースに味の濃さや辛さを調整
「私は幸せなことにマッシュルームみたいなこの頭で新喜劇もやらしていただいてます。料理は好きです」という末成。メニュー開発について「きのこって香りはあるけど、味があまりない。だからどうしたらきのこが主役になり、肉吸いの味をつぶさずにできるか、試行錯誤し、カレー風味をちょっと出したらどうかと思って作りました」 カレー風味をベースに味の濃さや辛さを調整し、メニューを完成させた。絶妙なスープの味は格別で、霜降りひらたけにもしみ込んでいる。 問い合わせは「千とせべっかん」(06・6633・2931)まで。 (文責/フリーライター・北代靖典) 地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.6649962&lon=135.5035657&z=18