大谷翔平、飛躍した盗塁の秘訣をコーチ陣が告白 ロ軍正捕手「大谷を塁に出せば返り血を浴びる」
NHKは28日、「“新伝説”大谷翔平 史上初「50-50」の舞台裏」を放送し、コーチ陣が今季59盗塁を記録したドジャース大谷翔平投手(30)の走塁改革を明かした。 【写真】走る大谷翔平 大谷の今季開幕前までの最多盗塁数は、二刀流だったこともあり21年の「26」。今季は昨年9月の右肘手術によって打者に専念するシーズンで、スプリングトレーニングから「盗塁」への意識を強めていた。 ドジャースのトラビス・スミスコンディショニングコーチは「大谷とはキャンプの時から盗塁の話をしていた。彼は自分の加速力をさらに伸ばせることに気づいたんだ」と明かした。取り組みの内容についても「僕たちはスタートの爆発力をどう出すかに取り組んだ。上半身をいかに速く前に出すかにこだわった」と語った。 今季の大谷の盗塁成功率は93・6%。一塁コーチを務め、来季からマーリンズの監督に就任するクレイトン・マッカローコーチは「投手の投球動作、体重のかけ方まで大谷は研究している。投手としての経験によって、相手の癖を細かく見抜くことができているんだ」と、驚異の盗塁成功率の秘訣(ひけつ)を説明した。 さらにドジャースと同地区のロッキーズ正捕手ジェイコブ・スターリングズ(35)も出演。「大谷を塁に出せば返り血を浴びる。盗塁があるから、四球は二塁打や三塁打と同じ意味になるんだ。彼が成し遂げたことはとてつもない。メジャーリーガーみんなが恐れおののいているよ」と、お手上げ状態だったことを明かした。