心停止の男性を救助 本田さんと小川さんに感謝状 福島県郡山地方広域消防組合
人命救助に貢献したとして福島県の郡山地方広域消防組合は12日、埼玉県の会社員本田栄さん(69)と、郡山市のホテル華の湯従業員小川伸介さん(41)に感謝状を贈呈した。 同組合などによると11月10日、市内のホテル華の湯で本田さんら約40人が中学校の同窓会を開いていた。午後8時5分ごろ、本田さんは脂汗を流し硬直している同級生の男性を発見し、周囲に状況を伝えた。男性の心停止を確認すると、迅速に心臓マッサージを行った。 知らせを受けた小川さんは、自動体外式除細動器(AED)を持ち現場へ駆け付けた。119番通報し、電話で消防職員から指示を受けながら男性に電気ショックを与えた。到着した救急隊員に男性を引き渡した。その後、男性は順調に回復し社会復帰を果たした。 贈呈式は市内の消防本部で行われ、渡辺雅彦消防長が2人に感謝状を手渡した。本田さんは「先日、男性に電話したら元気だった。一安心した」、小川さんは「以前受けたAED講習の経験が生きた。ほっとした」と語った。
(郡山版)