2100曲以上作詞の松本隆氏、お気に入りの曲は「言うとえこひいきになるので言えない」
作詞家の松本隆氏(75)が5日、大阪市内で「第11回 ベスト・プロデュース賞」授賞式に出席した。 【写真】「赤いスイートピー」を歌う松田聖子 同賞はプロダクト、デザイン、作品、芸術、伝統文化の継承などさまざまな分野において、日常をより豊かにしたり、日本の生活文化の向上につながる礎となるような功績を残す企業、団体、プロジェクト、個人を対象に表彰。他に建築家の隈研吾氏(70)、作家の玉岡かおる氏(67)、和菓子「たねや」洋菓子「クラブハリエ」などで知られるたねやグループも受賞した。 これまで2100曲以上を作詞してきた松本氏は「来年55周年、半世紀くらい歌を作り続けて、生まれてなかった人たちが『松本さんの詩が好きだ』と言っていただけて、僕の詩で育ったって人たちが一杯いる。こういう賞をいただけてうれしい」とにっこり。 「木綿のハンカチーフ」「赤いスイートピー」「硝子の少年」…。世代を超え、数え切れないほどのヒット曲を放っているだけに、気に入っている曲を聞かれると「あるんですけど、言うとえこひいきになるので、なかなか言えない」と苦笑いしていた。