介護送迎中の軽乗用車と乗用車衝突 88歳利用者死亡、軽乗用車の同乗者ら2人重傷 伊万里市の県道で事故
26日午後4時10分ごろ、伊万里市黒川町塩屋の県道で、乗用車と介護施設の利用者を送迎していた軽乗用車が正面衝突した。軽乗用車の後部座席に乗っていた女性(88)が搬送先の病院で約7時間後に死亡した。軽乗用車を運転していた介護施設職員の40代女性と助手席に同乗していた利用者の70代女性も胸の骨を折るなどの重傷を負った。 伊万里署によると、現場は片側1車線の見通しのよい緩やかなカーブ。乗用車が対向車線をはみ出し、対向してきた軽乗用車と衝突したとみられる。軽乗用車はデイサービスの利用者を自宅へ送る途中で、全員シートベルトを着用していた。女性の死因は外傷性出血性ショックだった。 乗用車を運転していた長崎県松浦市の農業男性(35)は家族と外出先から帰宅中で、同乗者の2人が胸を打って軽傷を負った。同署は事故の詳しい原因などを調べている。 介護送迎中の事故を巡っては、昨年12月に佐賀市諸富町の国道交差点で介護施設の送迎車がトラックと衝突し、80~90代の利用者2人が死亡する事故が起きている。