「既読無視からの逆転交際」「プロポーズから入籍まで8年!」 難病と闘う政治家アイドル・夏目亜季さんの結婚ウラ話
現役政治家アイドルとして東京都荒川区議を務める夏目亜季さん(33)。5月9日、飲料メーカー勤務の加藤翔さん(37)と入籍したが、じつは10年も苦楽をともにしてきた仲だという。 【写真をみる】アイスをくわえて「はじけるような笑顔」をみせるアイドル政治家・夏目亜季さん
出会いは2014年5月2日。亜季さんがアイドル活動の傍らアルバイトしていた居酒屋に、翔さんが会社仲間と訪れた。普段は年配客の多い店で、亜季さんの目には若い翔さんが新鮮に映った。注文のやり取りなどをする中で、お互いを「明るい看板娘だな」「若くて爽やかな人ね」と感じ、早速LINEを交換。亜季さんが翌3日夜にアイドルとしてのイベントに出ると知った翔さんは「行くよ」。 ところが翔さんは現れなかった。友人との先約があり、その後に行くつもりだったが、用事が長引いたのだ。立腹した亜季さんは、翔さんからの謝罪LINEを“既読無視”。読んだが返信はしなかった。
運命の“追いLINE”
だが翌朝、再び「ごめんね」の謝罪に続いて「ドライブして海を見にいくつもり」の一文が。亜季さんは「だったら連れてってよ」。 亜季さんは回想する。 「あの“追いLINE”がなければこちらから連絡しなかったかも。運命の“追いLINE”でしたね」 初デートで亜季さんから「チャラさがなくて女性慣れもしていない」との印象を持たれた翔さんは、港区お台場の「台場怪奇学校」で絶叫しながらお化けから逃げ回る彼女を「面白い子だな」と感じた。浜辺で午前0時を過ぎ5日になっても語り合った末、「僕のこと好きってこと?」「うん」「じゃあ付き合おう」。
プロポーズから入籍まで8年
しかし、半年もたたずに亜季さんに子宮頸がんが見つかる。難病の「自己免疫性溶血性貧血」をもともと抱えており、翔さんは、上京してきた亜季さんの両親に「僕が面倒を見ます」。同居を始め、入院中には毎日病院へ。亜季さんは「闘病のイライラをぶつけたりしても、決して見捨てることなく元気づけてくれた」と感謝している。 16年には「全身性エリテマトーデス」も発症した。「ダルさがすごく、夕方まで寝たきりの日も」多かった亜季さんを、翔さんは励まし、少し元気になると外に連れ出すなどして支えた。 そんな二人だからこそ、互いに「結婚はするだろうな」と感じていた。マンションの契約更新について話していた同年秋、翔さんは洗濯物を干しながら「引っ越すなら結婚しようか」とナチュラルにプロポーズ。亜季さんも受け入れたものの、以後、入籍まで8年近く。なにしろ亜季さんはアイドルだ。いわく「結婚となるとさすがに公表しなくてはいけないので」。