2.5次元俳優・木津つばさ「未来は、僕一人ではつくれない」役者人生を歩む意志
肌寒い日が多くなり、冬の到来を実感することが増えた。 移ろいゆく季節とともに時間は流れ、人は一歩ずつ未来へと進んでいく。 木津つばささんの思い描く未来像とは、果たしてどんなものだろう? もし、未来の世界に行けたならなにをしたい!? 今回はそんな「未来」について語っていただきました。 【写真で見る】木津つばさが大切にしているモノ
今を生きて切り開いていくのが好きだから……
「今の状態のまま未来にタイプスリップして行くとして……、いやぁ、正直行きたくないなぁ(笑)。死んでる場合もありますもんね。仮に生きていたとしても、未来の自分がなにをしているのかは……、気になりますけど、見たくないところでもあるなぁ(笑)」 木津さんは、未来の自分がなにをしているかは知りたくない? 「知りたくないわけじゃないですけど、今を生きて切り開いていくのが好きなので。自分の未来はわからないままのほうがいいですね。自分以外のことなら、未来の世界に行って確認したいことはありますよ。クルマが宙に浮いているかどうか(笑)。 昔から言われているじゃないですか。僕が小っちゃい頃から言われていたんですよ。ドラえもんとかでも21世紀の世界はクルマが飛んでるとかって。でも、まだ飛んでないじゃないですか。どれぐらい未来に行けば飛ぶのか、気になりますよ。 あと、未来の世界でなにが流行っているかも気になる。今なら、たとえばYouTubeとかTikTokとかが流行っているじゃないですか。それ、未来はどうなっているだろうって。新しいなにかが生まれてるんだとしたら、どんなものなんだろうと」 確かに、GoogleやAppleも未来はどうなっているかわからない。自分自身のことよりも世界がどうなっているかということのほうに関心が向くのは、木津さんらしいと感じます。 「そうですね、未来の世界は見たいですね。平和な世界ではあってほしい」
5年後、10年後、もっと先までも変わらないもの
木津さんが未来に行くのではなく、逆に、未来の木津さんが現代の木津さんに会いにやって来たらどうでしょう。どんな言葉を投げかけられると思いますか? 「うーん……。『頑張って生きろよ』ですかね(笑)。『いいことばかりではないけど、まぁ、悪い世界じゃないぞ』とは言いそうな気がしますね。なにがどうであれ、悪いことだらけじゃないぞと。そう思うかなぁ」 それでは、もう少し現実的なところで。それほど遠い未来ではない、5年後、10年後のご自身の未来像についてはいかがでしょう? 「やっぱり、信頼を得ていたいですよね。人からの信頼。ファンの方々からもそうですし、周りの関わってくださっている方々からも。ちゃんと信頼を得て、この仕事を続けていてほしいなと。 僕のことを知らない人も、これから知る人もいると思いますし。そういう方々も大切にして、生きている存在になれていたらなと思います。これは以前からずっと思っていることで、今も変わらないんですよ。きっと5年後でも10年後でも20年後でも……、その先ずっと変わらないと思う」