紅梅と白梅、もとは盆栽の寄せ植えだった 幹はうねり根元はどっしり、境内の小ぶりな木から柔らかな香り
諏訪地域に訪れつつある春の日差しの中、富士見町の三光寺で紅梅と白梅が柔らかな香りを漂わせている。境内の塀際に樹高約70~90センチと小ぶりの紅梅が2本、白梅が4本並んで植わっている。 【写真】もともとは寄せ植えの盆栽だった紅梅と白梅
「寄せ植えの盆栽だったものを地植えしたものです」と川窪俊英住職(63)。そう言われてみると、確かに小さくても幹はうねるようで、根元はどっしりと太い。樹形はバランス良くまとまっていて、盆栽として育てられていた雰囲気が残る。
早咲きの紅梅の花は霜や大雪で傷んでしまっているものの、追いかけて咲く白梅は美しくつぼみも多い。川窪住職は「日当たりが良い場所なのでこれからさらに咲き誇ってくれます」と話している。 (宮坂雅紀)