【紅白】星野源「ばらばら」熱唱 異例の楽曲変更騒動を乗り越え ギター弾き語り披露
大みそか恒例の「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、歌手の星野源(43)が「ばらばら」を披露した。 2010年リリースの楽曲「ばらばら」をアコースティックギターの弾き語りでしっとりと歌い上げた。歌唱前に同曲へのメッセージが届けられると、「ありがとうございます。うれしいです」と話し、笑みを浮かべた。 星野の披露曲を巡っては当初「地獄でなぜ悪い」を歌唱予定としていたが、「地獄で…」は、2013年公開の同名映画の主題歌だったことから、監督を務めた園子温氏の過去の報道内容に触れて疑問視する声が上がっていた。これを受け、NHKは26日に曲の変更を発表していた。 星野は公式サイトを通じ、同曲については「2012年にくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院でこの楽曲の作詞をしました。詞の内容は、星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたものです。後述する映画のストーリーを音楽として表現したものではありません。星野源の中から生まれた、星野源の歌です」としたものの、「この曲を紅白歌合戦の舞台で歌唱することが、二次加害にあたる可能性があるという一部の指摘について、私たちはその可能性を完全に否定することはできません」として楽曲の変更を決断したことを明かした。