話題を集めた給水補助、パリ五輪落選後の未来「東京の世界陸上を狙っていけたら」 女子マラソン・加世田梨花(25歳)が自然体で続ける成長
パリ五輪を逃した先に、加世田が見据える未来
パリオリンピックの夢が絶たれ、一時は落ち込んだと言うが、下を向いているヒマはない。来年には東京で世界陸上が開幕し、それが終わればまた4年に一度の大舞台ロサンゼルスオリンピックが待っている。 名古屋を走って以来、しばらくレースからは遠ざかったが、関西実業団陸上競技大会(5月31日~6月2日)で復帰を果たすと、5000mと10000mの両種目を制した。次の目標については「マラソンで東京の世界陸上を狙って行けたら」ときっぱり。勝負師の顔である。 そこに向けての抱負を訊くと、こう言って朗らかに笑った。 「なんか私、スイッチが入ったら、集中力と負けん気だけは人一倍強いので。メンタルが落ち込むことも多いんですけど、それを乗り越えて成長していけたらって思います」 今、25歳。あくまで自然体で、次の日本女子マラソン界を引っ張っていく。《インタビュー第1回、第2回も公開中です》 (撮影=杉山拓也)
(「オリンピックPRESS」小堀隆司 = 文)
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