藤井貴彦アナ、SNSとの向き合う意識の持ち方 「他者の意見を取り入れる環境にあるかどうか」
元日本テレビでフリーアナウンサーの藤井貴彦(52)がMCを務める、19日放送の「news zero」(月~木曜午後11時、金曜午後11時半)に出演。17日投開票の兵庫県知事選において、無所属の前職斎藤元彦氏(47)が、元尼崎市長稲村和美氏ら無所属6新人を破り再選を果たした件で「テレビ不信」について私見を述べた。 今回の兵庫県知事選ではSNSの影響力が大きいとされているが、番組では「SNSとテレビのあり方」について特集した。 藤井アナは「今回の知事選のみならず、先日の衆院選挙でもSNSが存在感を強くしましたが、ひとつ注意しなければならないのは、SNSはユーザーの好みに近い映像や画像が集まりやすいという点です。ですから、幅広い情報に触れているようで、実は自分で自分に情報を流しているという側面もあります」と指摘した。 続けて「他の人の意見、他者の意見を取り入れる環境にあるかどうか、SNSもパーフェクトではないと意識して利用することが大切です」と主張した。 さらに「ひとつのメディアだけ、もちろんテレビだけでも全てを伝えきることはできません。できると思うこと自体が、危険だと感じています。一方で、そのバランスが取れている人ほど粛々と自分の意見を構築していて、多くの人が努力を続けていることも忘れたくありません」と私見を述べた。