殉職警察官を追悼 福岡県警が慰霊祭 1876年以降162人が殉職
公務中に死亡した福岡県警の警察官らを追悼する慰霊祭が福岡市で行われました。 福岡市中央区の福岡県警察学校で行われた殉職警察職員慰霊祭には、殉職した警察官の遺族など約230人が参列し、冒頭に黙とうを捧げました。 【写真で見る】慰霊祭 福岡県警では記録が残っている1876年以降、これまでに162人の警察職員が殉職しています。 このうち2014年には粕屋警察署志免交番に勤務していた小塩裕哉警部補(当時21)が大雨警戒のため住民に避難を呼びかけていたところ、増水した側溝に落ち死亡しています。 式では福岡県警の住友一仁本部長が「不屈の精神を警察職員の鑑として永久に顕彰するとともに、身をもって示された尊いご功績を深く心に刻み、県民の皆様の安全と安心を確保するため、なお一層職務にまい進することをここに固くお誓い申し上げます」と述べました。 そして、1969年に父親が捜査活動中に命を落とした古賀忠雄さん(73)が「警察職員として職に殉じた162名は治安の維持という崇高な使命のため尊い命を捧げたものであり、私共の誇りとして今もなお心の中に生き続けております」と遺族を代表して挨拶しました。 参列者は慰霊碑の前に設置された献花台に花をたむけ、殉職者の死を悼んでいました。 この合同慰霊祭は1919年から毎年行われています。
RKB毎日放送
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