【カンボジア】マレーシアとの直行便増便、両国当局が協議
カンボジア民間航空局(SSCA)のマオ・ハバナル事務局長はこのほど、マレーシアのアンソニー・ローク運輸相と両国間の直行便の増強について協議した。プノンペン・ポスト(電子版)が24日伝えた。 両者は21~25日にマレーシアの首都クアラルンプールで開催された国際民間航空機関(ICAO)の会合で会談。主に◇二国間の航空便数を新型コロナウイルス感染症流行前の水準に戻す◇カンボジア北西部シエムレアプ州にあるシエムレアプ・アンコール国際空港へのマレーシア航空の運航再開を目指す◇マレーシアのペナン州、ジョホール州ジョホールバル、サバ州コタキナバルなどからカンボジアへの直行便就航を目指す――ことなどについて協議した。 マレーシア航空とマレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジアは10月から、クアラルンプールとカンボジアの首都プノンペンを結ぶ直行便を毎日運航している。 カンボジア観光省によると、1~8月に同国を訪れた外国人観光客は前年同期比22.5%増の429万人。うちマレーシア人観光客は同1.7%増の6万1,226人で、全体の約1.4%を占めた。 カンボジア旅行代理店協会(CATA)の会長を務める地場旅行代理店ワールド・エクスプレスのホー・バンディ社長は、カンボジアとマレーシアを結ぶ直行便が増えれば両国間の移動が便利になり、貿易も促進されるだろうとコメントした。