埼玉県人ならクスクス…くだらなさが素晴らしいストーリー 「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」U―NEXTで配信中
【志らべのユー、次なに見る】 先月からU―NEXTでは、「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」が配信中でございます。言わずと知れた魔夜峰央原作のギャグ漫画を実写映画化した「翔んで埼玉」のシリーズ第2弾となる映画です。 この映画、累計興行収入23億円突破し、観客動員数167万人超えの大ヒット作なんだそうです。日本人はこういう映画が楽しめるようになったんですなあ。 その昔、東京から蔑まれていた埼玉県人が、壮大な茶番劇の末に通行手形を撤廃し、関東に平和が訪れたのでした(ここまでが第一作目の内容です)。埼玉解放戦線を率いる麻実麗と壇ノ浦百美は、さらなる平和を求めて活動(=日本埼玉化計画)を推し進めていたのですが、埼玉県人は横の繋がりが薄いという問題が浮上します。麗は埼玉県人の心を一つにするため、越谷に海を作る無謀な計画を打ち立てます。 美しい白砂を持ち帰るために百美を残し、和歌山県の白浜を目指して解放戦線のメンバーとともに大海原に出るも、船が嵐に巻き込まれて難破し、麗は独り和歌山の海岸に漂着。そこで麗は、滋賀解放戦線の桔梗魁と運命的な出逢いを果たします。当時の関西は、大阪府知事の嘉祥寺晃、その妻の神戸市長、京都市長らの支配下にあり、滋賀県人、和歌山県人、奈良県人らが非人道的な扱いを受けていました。白浜も大阪人のためのリゾート地になっており、通行手形のない者は入ることができず、そこには和歌山解放戦線のリーダーである姫君が囚われていて…。 実に素晴らしくくだらない内容の映画です。前半部分は埼玉県の人ならクスクス笑ってしまうような内容ばかり。それが後半になると滋賀県人、和歌山県人たちと共に天下分け目の東西対決に挑んで行くんですから。馬鹿馬鹿しさマックスに。 その土地土地の〝あるあるネタ〟がふんだんに散りばめられていて、関東や関西の人は間違いなく楽しめるでしょう。そのほかの地域の人はって? 見ればわかる! (立川志らべ) ※配信は予告なく終了している場合もあります