米連邦通信委、ファーウェイの研究所による通信機器の認証を禁止
(ブルームバーグ): 米連邦通信委員会(FCC)は1日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の研究所が米国で使われる通信機器を認証することを禁止したと発表するとともに、中国企業数社を含む国家安全保障上の脅威と見なされる他の組織に対しても同様の対応をするよう提案した。
FCCのローゼンウォーセル委員長は今回の措置について、米市場向けのワイヤレス機器を認証する民間研究所が「信頼できない行為主体の影響を受けない」よう確実にするが狙いだと声明で説明した。
この日の発表は、米国で販売される機器が放射線規制や周波数使用などの技術基準に適合しているかどうかを確認する研究所に関するもの。FCCは先にファーウェイの研究所がこのプログラムに参加することを拒否したと明らかにしていたが、詳細は開示しなかった。
トランプ前政権に続きバイデン政権も、中国のテクノロジー企業に制約を課すため、ファーウェイや他の中国通信事業体へのFCCの規制を含め包括的な措置を実施している。米当局はこうした企業が米国内でスパイ活動を行い、データを盗む可能性があると主張。中国当局はこれを否定している。
原題:Huawei Lab Barred by US Regulators as Part of Crackdown on China (抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Todd Shields