「我々をリスペクトしていなかった」イラン代表FWがカタールファンに激昂→相手選手と小競り合いに。同僚MFに真相を訊いた「良くない言葉を...」【現地発】
「試合後の反応や言葉はあまり良いものではなかった」
現地2月7日に開催されたアジアカップの準決勝で、日本を準々決勝で破ったイランが開催国のカタールと対戦。2-3で敗れた。 【画像】タレミが激昂!イランとカタールが試合後に小競り合い 開始4分に主砲サルダル・アズムンのゴールで先制したイランは、しかし前半のうちに逆転を許す。51分にハンドで得たPKを日本戦に続いてアリレザ・ジャハンバフシュが決めて追いついたものの、82分にアルモエズ・アリのシュートで被弾。万事休した。 試合後、カタールの選手が喜びを爆発させるなか、ひと悶着があった。イランのFWメフディ・タレミが突如として激怒し、カタールサポーターが陣取るバックスタンドの方へ突進。それを止めようとしたカタールの選手と揉み合いになり、次々に選手やスタッフが集まってきて小競り合いとなった。 試合後、ジャハンバフシュはこの騒動について、「正直に言って、たくさんの感情が含まれている。彼らの試合後の反応や言葉はあまり良いものではなかった」と語っている。 「もちろん、サッカーでは負けることもあれば、勝つこともある。大切なのはリスペクトだと思う。特に試合の終盤、彼らは我々のチームをリスペクトしていなかったように思う。ファンから聞こえてきたのは、良くない、敬意のない言葉だった。それが(タレミの)反応の理由だ」 フェイエノールトに所属するMFによれば、イラン人を揶揄するような言葉を浴びせられたという。それでも、「リアクションしてしまったけど、その後はすべて良し。正直、クレイジーなことは起こらなかった」とコメントしている。 やや後味が悪かったとはいえ、両チームが見せたスペクタクルな試合には拍手を送りたい。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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