お礼の気持ち込めた合格お守り 小学生、中高生ボランティアに手作り 「自分たちが支える番!」
塩尻市広丘公民館原新田分館の放課後学習支援室を利用する児童たちが、広丘公民館で自習する受験生を応援しようと合格祈願のお守りを作った。学習支援室をボランティアで手伝う中学、高校生の中にも受験生がおり、今までのお礼の気持ちを伝えようと発案した。22日は児童10人余りが作業した。 【写真】「がんばってね」小学生手作りのお守り
“滑り止めの粉”で願掛け
お守りはしおりにも使え、手のひらサイズ。表に「うまくいきますように」、裏に「“小さい”後輩から先輩へエール」と記した。2枚の紙を重ねてのりで貼り合わせ、紙の間に、野球選手や体操選手が手の滑り止めに使う粉を入れ、「試験を滑らないように」と願掛けをした。
どうして来なくなったの? 理由を知り「お守り贈ろう」
原新田分館の学習支援室は毎週月曜に開かれ、地元の中高生が、採点などを手伝っている。児童らはボランティアの生徒が来なくなったのを不思議に思い、教室の運営スタッフに理由を尋ねた。受験だと分かり、児童は「今度は自分たちが支える番」と、お守りを贈ることにした。
広丘小5年の三沢日向(ひゅうが)君(11)は「試験に滑らないようにとの気持ちを込めて作った」と話した。60枚用意し、受験生が自習する広丘公民館に置いて自由に持ち帰ってもらう。