アニメ『ヒロアカ』FINAL SEASON、2025年放送決定! 7期最終回に志田未来がサプライズ出演
<志田未来 インタビュー全文>
■志田未来(エルクレス役) ――2018年の劇場版第1作「2人の英雄(ヒーロー)」以来のヒロアカからのオファーを受けた時のお気持ちを教えてください。 まず、本当に嬉しかったです。アニメはずっと見させていただいていますし、原作もコミックスで読ませていただいていて。原作を読んで、メリッサが出ていたのは知っていたので、「もしかしたら…」と期待はしてしまっていたのですが、まさかこういう形でとは思ってもいませんでした。 ――堀越耕平先生ご自身から「エルクレスはメリッサが作ったから、志田さんにお願いするのがいいのでは」と提案があったというお話を聞いていかがですか? とにかく光栄に思いますが、まさかこんな最終局面で…。オールマイトとオール・フォー・ワンの戦いという、大事なお話に入っていくわけじゃないですか…? 本当に私でいいの?と、すごくプレッシャーにも感じました。劇場版の時ももちろんプレッシャーはありましたが、ここまで歴史を重ねてきたヒロアカの最終決戦ということで、より期待に応えなきゃいけないという気持ちになりました。 ――アニメシリーズをずっと追いかけてくださっているということで、この7期はどのように感じていますか? いちファンとして、みんなが本当に成長したなぁ…って、親心のような気持ちで見てしまったりしていますね。あと、私はジェントルとラブラバが好きで、原作で最終決戦に2人が出てきたのを見てうるうるしてしまって…。しかもデクたちの味方として登場して。堀越先生のキャラクターへの愛をすごく感じられました。だから、この2人がアニメでも見れるというのが楽しみで仕方ありませんでした。もちろん原作を読んでいて感動したり、思い入れの強いシーンはたくさんありますが、アニメになった映像を見るとより「生きてるんだ」と感じることができて、すごく楽しませていただいています。 ――そして今日の収録を迎えたわけですが、どういった準備をされてきましたか? オファーをいただいてから、恥ずかしくて言えないくらいたくさん練習をしたんです(笑)。現場でどんな演出にも対応できるように、すごくAIっぽい喋り方や、メリッサがそのまま喋ってるようなものだったり、いろんなパターンを試行錯誤しながら練習していました。 ――こう演じよう、ではなく、引き出しをたくさん用意されてきたわけですね。 おこがましいですが…。現場でパニックにならないように、と思って。 ――そして本番を迎えました。いかがでしたか? 昨日は全然寝れませんでした(苦笑)。『2人の英雄(ヒーロー)』を繰り返し見て、実は収録が始まる直前のついさっきまで見ていました。メリッサの声やお芝居はどんなだったかを思い出したりもして。いろいろ練習しましたが、今日の演出にあった「AIでありながらオールマイトに寄り添うような声」というパターンは練習してはいなかったんです。ただ、(音響監督の)三間(雅文)さんや中山(奈緒美)監督のセリフひとつひとつへの指導も的確でわかりやすく、それが映画やドラマの演技に通じるところもあって、私なりに頑張って演じさせていただきました。あと、(すでに収録済だった)オールマイトの声も聞こえたので、一緒に戦っているんだ、オールマイトをサポートしているんだ、という気持ちにもなれましたし、TVアニメの“ヒロアカの世界”に入れたというのもすごく嬉しかったですね。 ――最後にヒロアカ7期を、「“個性”無き戦い」をご覧になったファン・視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。 私もいちファンとしてすごく楽しみにしていた最終決戦に、まさか私自身が出演させていただけるとは思っていませんでした。FINAL SEASONも発表され、私が言うのもおこがましいのですが、放送を、一緒に楽しみに待っていただけるとありがたいです。