【小旅行を楽しむ】障がいがある子どもたちが三陸鉄道乗車体験 岩手・宮古市
TVIテレビ岩手
障がいがある子どもたちに小旅行を楽しんでもらおうと11月2日、三陸鉄道を利用した乗車体験会が岩手県宮古市で開かれました。 乗車体験会には、宮古市在住の障がいがある子どもたちとその保護者など16人が参加。普段、車いすなどを利用しているため、あまり乗る機会のない鉄道に乗り込みます。 三陸鉄道の宮古駅を出発した車両は、沿岸を南へ向かい山田町へ。車内には医療従事者も乗り込み、万全の体制です。 この日は山田町の岩手船越駅で折り返し、宮古に戻るおよそ2時間の小旅行を楽しみました。 あいにくの天気でしたが、それでも列車の雰囲気やおいしいお弁当を味わうなどして、参加者は楽しいひとときを過ごしていました。 保護者 「皆さんと笑顔で会話をしているような感じなので、心地いいんじゃないかなと」 「普段はこういう列車に乗る機会はほとんどなくて、常に車での移動になるので、本人にとってもすごいいい経験になってるんじゃないかなと思ってます」 今回の鉄道旅行は、体が不自由な子どもたちとその家族に、鉄道に乗って旅の気分を味わってもらおうと、宮古市の障がい児支援施設が企画しました。 児童発達支援センターかぐや 岡﨑 薫 所長 「天候も悪くて、当日もきょう雨だったので、どうなるかな、結局体調を崩すお子さんとかもいらっしゃるのかなと心配したんですけど、とっても楽しそうに乗ってるので安心しました。またやれるかな、またやりたいなという風に思ってます」 企画した支援施設は、これまでも障がい児の支援者を対象にした研修会などを開いていて、今後も継続して障がいがある子どもたちとその家族をバックアップしていくことにしています。