阪神・森下

　阪神はきょう26日から甲子園でヤクルト3連戦に臨む。8試合連続安打中で、本塁打、打点でチーム2冠の森下翔太外野手（23）は、「こどもまつり」として開催される3連戦に向け「子供たちにいいところを見せたい」とヒーロー宣言。7連勝中の猛虎を先頭に立って引っ張る。 　森下が、ゴールデンウイークのヒーロー宣言だ。甲子園が舞台のきょう26日からのヤクルト3連戦は「こどもまつり」として開催。スコアボードがひらがな表記になり、キッズ向けのイベントが多くなる。横浜市内で取材対応し、「夢を与えられる職業なので。勝つことが一番、楽しんでもらえると思う。勝って、子供たちにいいところを見せたい」と意気込んだ。 　新人だった昨年同時期の大型連休は2軍降格中だった。今年は誰もが認める主力に成長。自己最長8試合連続安打を継続中で、7連勝で首位に立つチームを引っ張る。4本塁打と14打点はチームトップ。「もりした」と記された大型ビジョンに、本塁打の演出が流れそうな気配が漂う。 　23試合を終え、徹底した内角攻めを受けている。投じられた直球164球のうち、半数近い77球で胸元を突かれた。しかし、昨年ほど技術面でも精神面でも苦しんでいない。 　「“あそこを突かないと抑えられない”とバッテリーに思わせているのは、プラスに捉えていいかなと思う。結果的に死球や四球が増えれば、大山さんや（佐藤）輝さんにつながり、チームとしていい流れになる」 　押し出し死球をもぎ取った前夜を引き合いに出すように、そう語った。内角攻めもGWの大歓声も大歓迎だ。（倉世古　洋平）