正月恒例「酒風呂」、熊本市内の8銭湯で提供…入浴客「お酒がほのかに香って気持ちがいい」
熊本市内の八つの銭湯で正月恒例の「酒風呂」が提供され、入浴客が日本酒入りの初湯を楽しんだ。 【写真】ギネス世界記録にも認定「世界で最も大きい18金製の風呂」
熊本県公衆浴場業生活衛生同業組合の熊本市支部が、銭湯に親しんでもらおうと毎年企画している。
中央区坪井2の「大福湯」では3日、一部の浴槽に県産酒2升(約3.6リットル)と酒かすが入れられた。入浴客は日本酒の甘い香りに包まれながら、白濁した湯で体を温めた。同区の入浴客(41)は「お酒がほのかに香って気持ちがいい」と笑顔を見せた。
酒風呂には血行を良くし、肌をきれいにする効果があるとされる。市支部長で大福湯代表の野村雄亮さん(44)は「季節ならではの風呂に入り、日本文化を感じてほしい」と話した。