ホラーファンには見逃せないポイントが満載の『オーメン：ザ・ファースト』

1970年代のオカルトホラー映画ブームを牽引し約半世紀にわたって語り継がれてきた『オーメン』(76)の前日譚として、“悪魔の子”ダミアンの誕生に隠された真実が描かれる『オーメン：ザ・ファースト』(公開中)。このたび本作から、劇中の象徴的なシーンと共にスタッフ＆キャスト陣が見どころを語るインタビュー映像が解禁された。 【写真を見る】“レジェンド・オブ・ホラー”の原点に隠された、戦慄の真実とは… 本作の舞台はイタリア・ローマにあるとある教会。修道女になるために奉仕するマーガレットは、周囲で相次いで起こる不可解な連続死に巻き込まれていく。そんななか、恐怖で人々を支配するために“悪の化身”を誕生させようという教会の邪悪な陰謀を知ってしまったマーガレットは、すべてを明らかにしようとするのだが…。 このたび解禁されたのは、「悪の起源」と題されたインタビュー映像。メガホンをとったアルカシャ・スティーブンソン監督が「この作品の軸」と語るマーガレット役のネル・タイガー・フリーや、“悪の化身”の誕生を阻もうとするブレナン神父を演じたラルフ・アイネソン、そしてローレンス枢機卿を演じた名優ビル・ナイが自身の演じた役柄について解説。 また、製作を務めたキース・レヴィンは「特別な力を持つ子どもが織りなすシリーズ」と表現し、劇中でカルリータ(ニコール・ソラス)が描く奇妙なイラストについて「『オーメン』の世界への予兆」と語る。ほかにも“6月6日午前6時生まれ”と示された謎のカルテや丸印が付けられた赤ん坊の写真、マーガレットの背後に迫る謎の影など、本作への期待をあおるような意味深なシーンが次々と映しだされていく。 いまなお色褪せない“レジェンド・オブ・ホラー”である第1作にもつながる要素が随所に散りばめられ、一瞬たりとも見逃せない本作。是非とも劇場で、ダミアンの誕生、そして「オーメン」シリーズのはじまりにまつわる戦慄の真実を目撃してほしい。 文/久保田 和馬