競泳・成年男子バタフライ100㍍で準優勝した県スポーツ協会の阪本選手＝佐賀市のSAGAサンライズパークSAGAアクアで

　第78回国民スポーツ大会（旧国体、日本体育協会など主催）の会期前実施競技12競技が9月5日から佐賀県を中心に行われ、三重県松阪地区関係では、男子で水泳競技（競泳）の成年・バタフライ100メートルで三重高出身の阪本祐也選手（三重県スポーツ協会）が準優勝、ライフル射撃の少年男子ビームライフル（BR）では三重県松阪市中央町の松本晃佑選手（久居高3年、鎌田中出身）が3位に入った。女子ではソフトテニスの少年で三重県（三重高＝村田真紀乃監督）が3位に入るなど活躍を見せた。 　今大会は正式競技37、特別競技1、公開競技7、デモンストレーション28競技を実施する。会期前は9月5日～10月1日に2期に分けて12競技を実施した。

水泳競技（競泳）　トップに0秒11差

　阪本選手は22人が出場した成年男子・バタフライ100メートルで準優勝した。 　予選を52秒28でトップで通過。決勝は、スタートのリアクションタイムは0秒62で2番目の反応の良さで飛び込むと、前半を24秒42の記録でトップと0秒22差の4番目で後半へ。スパートを仕掛けて残り25メートルでトップに出たが、隣のレーンの選手に追い上げられ、0秒11差で準優勝となった。 　阪本選手は「目標としてた連覇はかなわなかったが、県に準優勝という形で貢献できたのはうれしい。次は19、20日に日本短水路選手権に出場予定なので、（好成績を収め）日本代表を目指したい」と話した。

ソフトテニス　三重高女子は3位

ソフトテニス・少年女子で3位に入った三重の皆さん＝佐賀県唐津市の松浦河畔公園庭球場で

　少年女子には16都道府県が出場。 　三重は、三重高メンバーで編成し、大橋玲雨選手（3年）、岡美志選手（同）、林美桜選手（同）、青木裕希選手（同）、田上深央里選手（2年）の5人で臨んだ。 　1回戦は佐賀に3―0、2回戦は神奈川に2―0と勝ち進んだが、準決勝で岡山に敗れ、3位決定戦に回った。 　決定戦では石川県と対戦。大橋・岡組が4―2、林が4―3で勝利し、ゲーム数2―0で3位に輝いた。 　村田監督は「1試合1試合、集中力を発揮した。3年生がよく頑張りチームを引っ張ってくれた。3年生はこれが最後の大会となるので、次のステップでの励みにしてくれたらうれしい」と話した。