番組内で言及された水原一平氏

　7月30日放送の『ザ！世界仰天ニュース』（日本テレビ系）は「ギャンブル依存症」を特集した。 【写真あり】高級愛車に乗る中居正広 　中居正広と笑福亭鶴瓶がMCを務める同番組は、再現ドラマを使いながら、さまざまな事象を取り上げる長寿バラエティ番組だ。 　この日のゲストは渋谷凪咲、ブラックマヨネーズ小杉竜一のほかにテーマに合わせて、競馬好きだというヒコロヒー、過去にパチンコ依存に陥った青木さやか、そして、ギャンブルで借金900万円を抱えたことがある、空気階段の鈴木もぐらという“生粋のギャンブラー”といった面々が登場した。 「番組では開始早々に、2024年3月に大谷翔平選手の専属通訳だった水原一平氏の事件にふれました。違法賭博によりドジャースから解雇された彼もまた、ギャンブル依存症だったためです」（テレビ誌ライター） 　 　その後、番組のメインで取り上げられたのが、実際にギャンブル依存症の治療をおこなっている、大相撲の元関脇・貴闘力氏だった。彼もまた違法な野球賭博への関与で、日本相撲協会を解雇となった過去があり、現役時代からの依存ぶりが再現VTRで紹介された。 　さらにスタジオゲストの鈴木もぐらは「『キングオブコント2021』で優勝して忙しくなったため、借金は完済したけど……会社にお金を借りてギャンブルしている」と明かしスタジオが騒然となるなど、まさに「ギャンブル依存問題」に一歩も引かず、真っ向から対峙する内容だった。 　こうした内容に放送後、X上には、 《世界仰天ニュースのギャンブル依存症特集のゲストが鈴木もぐらは迫真過ぎるやろ》 《仰天ニュースがギャンブル依存症である有名スポーツ選手が～とはじまったので、そんなん貴闘力やろ？！て思ったらまじで貴闘力だったんでつい見てしまっている》 《ゲストが鈴木もぐらでギャンブル依存性のサンプルが俺らの貴闘力とか最高かよ》 　といった内容を称える声が多く聞かれた。 　最近の『ザ！世界仰天ニュース』は、その放送内容の“鋭さ”に視聴者から驚きの声があがることが増えている。芸能記者はこう話す。 「なかでも大きな話題になったのは、2024年1月に放送された森友学園問題の再現ドラマでした。公文書改ざんを命じられ、自ら命を絶った赤木俊夫さんについて、妻・雅子さんへのインタビューをもとに丁寧に作り上げていたんです。 　テレビ局が報道番組でもなかなか切り込まなかった問題をバラエティ番組が特集したとして、放送後にSNSでは大きな話題に。 　以前から、世界を震撼させた事件などを取り扱ってきた同番組ですが、最近は京アニ殺人放火事件や逃亡犯の桐島聡を扱うなど、より“尖った”内容になっている印象です」 　これからも視聴者を“仰天”させてほしいものだ。