<日本S速報>日ハムが大谷温存で死闘を制し10年ぶり3度目の日本一!
日本シリーズの第6戦が19日、マツダスタジアムで行われ、日ハムが壮絶なシーソーゲームを10-4で制して10年ぶり3度目の日本一を手にした。日ハムは、4-4の同点で迎えた8回二死走者無しから3連打でチャンスをつかむと、中田翔の押し出し四球、投手のバースのタイムリー、レアードの満塁本塁打で一気に6点を奪い勝負を決した。この回につかまったジャクソンを放置した広島ベンチの采配には疑問が残った。日ハムは、この試合で大谷翔平をベンチに温存したまま日本一をつかんだ。なおシリーズMVPには、3本塁打、7打点の活躍を見せたレアードが選ばれた。 死闘の予感を漂わせるプレーボールとなった。広島のエース、野村に対して、日ハムは、第5戦で劇的なサヨナラ満塁本塁打を放った西川を1番に戻したが、その西川が、いきなり三塁打を放つ。中島も四球で歩き「1、2番が作ってくれたチャンスだったので、どんな形でも点につなげたかった」という岡が、ショートの前へボテボテのゴロ。田中が突っ込んできたが間に合わずラッキーなタイムリー内野安打となり先取点を奪う。 広島は、すぐさま2回、松山、鈴木の連打で無死二、三塁の逆転機を作る。小窪は三振に倒れたが、石原の打席で、カウント1-1から先発、増井の投じたフォークがワンバウンド。ボールがバックネットへ転々とする間に同点。さらに石原のサード正面のゴロをあわてたレアードが、なんとトンネル。日ハムの守備の乱れで、広島が逆転に成功した。 だが、日ハムも4回、無死一、二塁から田中のライト前タイムリーで、再び同点。一死二、三塁になると先発の増井をあきらめ、代打・矢野で、勝負をかけてきた。矢野は、野村のチェンジアップの前に三振に倒れたが、乗りに乗っている西川が、ライトオーバーのタイムリー三塁打。「打ったのはカーブ。カーブは頭になかったが、反応で打ちました。悔いは残したくなかった」。2打席連続の三塁打で、2者が生還して4-2とゲームをひっくり返した。