年末年始大雪に見舞われた秋田県北部 平年の2倍に迫る積雪 交通機関や住民生活にも影響続く
秋田テレビ
秋田県の北部や隣県・青森では、年末から年始にかけて大雪に見舞われました。JR奥羽線は一部区間で運休が続いているほか、住民は除雪作業に追われています。 北秋田市阿仁合の現在の積雪は1メートル以上。平年の2倍に迫っています。屋根の上には2024年12月から降り積もった1メートル以上の雪が残っていて、8日は、住民や依頼を受けた業者が雪下ろし作業に追われていました。 地区に住む男性は「例年なら12月20日前後の雪が根雪になるが、この冬は去年12月2日くらいの雪がそのまま根雪になって、要するに去年12月に降った雪が多すぎたっていうこと」と話します。 この男性によりますと、豪雪地帯の阿仁地区は例年、住民は専門の業者に屋根の雪下ろしを依頼しますが、昨シーズンは雪が少なかったため利用しない家庭もありました。 男性が依頼したのは2年ぶり。「雪の量には驚かない」と話すものの、除雪を休める日はなく、男性は「雪下ろしは業者に頼むけど、毎日雪が降ると玄関の雪寄せが大変」とこぼしていました。 また、阿仁地区では、12月31日から1月5日にかけて雪による倒木で停電が相次いで発生しました。 県内は10日にかけて大雪の恐れがあり、住民は「隣の地域で停電があったというのはとんでもない、ひとごとじゃない。自分のところでもストーブなんかは電気だけに頼らず準備しているつもり。若かったころは雪なんか何ともないと思っていたが、年を取ってくるとその雪がちょっと怖くなってくる感じがしている」と話します。 一方、JR奥羽線は、大館駅と青森の弘前駅の間で雪による倒木が発生し、12月31日から列車の運休が続いています。JR東日本秋田支社は11日の運転再開を見込んでいますが、今後の天候によっては変更の可能性があるため、最新の情報を確認してほしいと呼びかけています。
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