【子連れで世界一周】夫妻に聞く“旅の本音”「ロンドン・サマースクールで感じた6歳娘の変化」
サマースクールを組み込んだ短期の親子旅なら挑戦しやすい
仕事一筋だった人気スタイリストのJOE(城正博)さんは昨年1月、当時5歳(現在6歳)の娘さんを連れて世界一周の旅に出発しました。記事Vol.2では、一緒に旅するファッションデザイナーの奥様・HARUMIさんにもお話を伺います! JOEさんお久しぶりです! HARUMIさんはじめまして。今回は“妻目線”の本音もぜひ伺いたいです。 HARUMI&JOEさん:よろしくお願いします! HARUMIさんは日本で約13年間アパレルブランドを運営してきました。仕事や子育てでお忙しいなかJOEさんから突然、世界一周したいと告げられた時はどう思いましたか? HARUMIさん (以下、Hさん):正直、めちゃくちゃびっくりしましたね(笑)。私もずっと旅への憧れがあり、以前1、2ヶ月ほど海外へ行く提案をしたことがあったのですが、長期間はやはり難しいと言っていたし……まさか1年間もとは……。夫はこの20年いつ休んだか思い出せないほどの仕事人間だったので、真逆の生活になるのも不安でした。
ご自身の仕事を中断する不安も? Hさん:ありましたね。仕事ですから大変なことも多いですが、私にとって大好きな時間でもあります。娘の出産のタイミングでも年2回の展示会は続けてきましたし、1年もの中断を想像したことはありませんでした。ただ、同時にめちゃくちゃいいアイディアだなと感じて。
Hさん:制限の多かったコロナ禍の反動からチャンスがあればどんどん行動したいと思うようになっていたし、娘は小学生になるとだんだん親から離れていくでしょう。小学校入学前の1年間でとことん世界を一緒に楽しむという経験は、あらゆる不安に勝るだろうという直感もありました。勢いだけでないことを確認するためにも数週間後にもう一度夫婦で話し合って、旅立つ決意を固めました。
ロンドンのサマースクールで感じた娘の成長
前回の記事では、ロンドンに3ヶ月滞在する間、娘さんをサマースクールに通わせる予定だとおっしゃっていましたよね。いかがでした? Hさん:娘の成長が最も目に見えて感じられた日々でした。英語の上達は少しですが、コミュニケーション能力がアップして、初対面の子にも積極的に話しかけられるように。旅の最初の頃は公園で仲良くなりたい子がいても「ママ、一緒に付いてきて」とモジモジしていたけど、最近は「大丈夫、私、1人で行ける!」と。なんとなく単語を聞き取って意味を理解しながら、覚えた英語を使って返答し自然と輪に溶け込んでいる姿を見ると感慨深いです。 きっと「相手からは来てくれないし」「自分から行動を起こさないと何も始まらない」ことを彼女が身をもって学んだからこその変化なんだと思います。サマースクール中は特に、日に日に自信に満ちた表情に変わっていきました。 俄然サマースクールが気になります! 長期の世界一周旅はさすがに難しくても、英語圏の国のサマースクールに合わせて、夏休みに子連れ海外旅(短期~中期)に出るのもよさそうですね!