NZ地元紙が日本戦を「オールブラックスは深刻な永遠の傷を負った」と報道
リオ五輪から新種目となった7人制ラグビー男子の1次リーグC組初戦で、日本が優勝候補のニュージーランドを破る大番狂わせを演じたが、世界のメディアもその大金星を取り上げた。 ラグビー報道の盛んな英国の高級紙、ガーディアンの電子版は「日本はリオ五輪の7人制ラグビーでニュージーランドを仰天させた」という見出しで紹介。日本のメンバーがニュージーランド戦の試合後に輪になって喜んでいる写真を掲載した。 同記事では、冒頭で「五輪で初めて7人制ラグビーが行われた日に永遠に記憶に残るような結果が生まれた」とし、「2015年のラグビーワールドカップと同じように、日本がニュージーランドを破って最大のショックをもたらした」と続けた。 昨年のワールドカップで日本が南アフリカを破ったジャイアントキリングと、今回の大金星を重ねたのだ。 また「7人制の結果は、15人制よりも予想しがたい傾向にある」と7人制ラグビーは番狂わせを起こしやすい競技特性があるとしながらも、「しかし、どんな基準に照らしても、この見事な金星は去年の9月(ワールドカップで)ブレイブ・ブロッサムズ(ラグビー日本代表)が南アフリカを打ち負かしたことを思い起こさせ、世界に影響を及ぼすことになるだろう」と、再度、昨年の大アップセットと照らし合わせた。 試合の内容についても詳しくレポートされていて、「日本は、後藤輝也のトライで先制点を挙げ、速いテンポのラグビーでニュージーランドを驚かせるなど勝つにふさわしい試合をした」と、日本の戦いぶりを称えた。そして、トップリーグのホンダでWTB、FBとしてプレーしているレメキロマノ・ラヴァ選手の「私達は自信を持って試合をスタートし、ニュージーランドは、試合開始からやや苦労していた。このままボールをしっかり回し合っていけば、大きな選手はどこかで疲れると思ってプレーしていた。そして実際にそうなった。私達は計画を立ててニュージーランドに立ち向かった。自分達のペースでプレーすれば、相手にフラストレーションを感じさせることができるということだ」というコメントまで紹介していた。