<ガンバレ!球児たち>’23センバツ 力強く筆でエール 仙台育英書道部、プラカード揮毫 /宮城
3月18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会を前に、仙台育英の書道部員が、東北地区から出場する同校と東北(いずれも宮城)、能代松陽(秋田)、近畿地区の報徳学園(兵庫)の入場行進などで使うプラカード用の校名を揮毫(きごう)した。 「書の甲子園」の愛称で知られる「国際高校生選抜書展」(毎日新聞社、毎日書道会主催)の団体の部で地区優勝した10校が例年、揮毫を分担。団体の部で今年度、全国準優勝を果たした仙台育英は4校分を受け持った。 母校を担当した大宮星奈さん(3年)は「選手には力強く楽しくプレーしてもらいたかったので、力強さを筆の線から伝えられるよう書いた」と話した。 東北を受け持った石沢音羽さん(2年)は「同じ宮城勢なので仙台育英と共に頑張ってほしい」とエールを送った。能代松陽を書いた渡部莉香さん(2年)は秋田市出身で、祖母は同校と統合した能代北の卒業生。「書くことができてうれしかった」と話した。 報徳学園を担当した筋野仁香さん(2年)は「四文字のうち『学』が一番気持ちが乗って書くことができた」と振り返り、「ぜひ甲子園で活躍してほしい」とエールを込めた。【佐藤丈一】