意外と知らない、iPhone 8がいまでも中古市場で人気を保ち続ける理由といつまで使えるのか
iPhone 8はサイズがほどよく小さいという特徴もあります。たとえばiPhone 15 Pro Maxは6.69インチなのに対し、iPhone 8は4.7インチ。iPhone 8は女性でもギリギリ片手で操作することのできるサイズですが、それ以上になると両手でなければ操作できません。 大きな画面を求めているわけではない人にとって、いまでもiPhone 8はベストなサイズのiPhoneだと言えるでしょう。 ■価格が安い:中古市場では1万~2万円弱から購入できる
iPhone 8を新品で入手するのは近年ではもはや難しく、主な入手ルートはやはり中古です。そしてiPhone 8の中古市場における最大の魅力は、その手頃な価格にあります。 近年のiPhoneは10万円を超える中、iPhone 8は中古ならば1万円~2万円弱から購入可能。学生やiPhoneデビューを考えている人、バックアップ用の端末を探している人にお手頃です。また、子どもに「初めてのiPhoneを買い与える」場合にも適切な価格帯の端末と言えるでしょう。
iPhone 8はいつまで使える?iOS 17の対応機種からはすでに外れる
iPhone 8は発売から7年が経過したスマホとしては異例の、中古市場での極めて高い人気を維持し続けています。一方で、iPhone 8はすでに過去の機種であり「使い続ける」ことに最新のセキュリティ面から見たときの危険があることも否めません。その理由は「iOS 17への対応」。iPhone 8はiOS 17の対応機種からすでに外れています。 iPhone 8を使い続けることが「いますぐできなくなる」というわけではありませんが、セキュリティ面から見て「積極的に使い続けるメリットがある」とも言えません。 また、Appleでは販売を停止してから5年以上7年未満の製品をビンテージ製品、7年以上が経過した製品をオブソリート製品と分類しています。ビンテージ製品になると修理サポートが受け付けられなくなります。iPhone 8は2020年4月に販売終了しているため、2025年にビンテージ製品へと計上される可能性が高いです。2024年6月時点から数えると、修理受付が可能な期間は残り1年未満と推定されます。 iPhone 8は圧倒的な中古人気を長らく維持してきた名機ですが、安心して使い続けられる残り期間は決して長くはないと言えそうです。